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カメラマンのアシスタントって具体的に何をするのですか?(写真のレタッチ以外でお願いします)

カメラマンのアシスタントって具体的に何をするのですか?(写真のレタッチ以外でお願いします)またそういう方々は大抵他にバイトなど掛け持ちしているのでしょうか

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知恵袋ユーザーさん

回答(2件)

  • ベストアンサー

    まあ、直アシについてはlm_i_7g_fさんが既に、大変詳しく述べていらっしゃいますし、私も概ね同じようなことをしていました。懐かしいですね。少し旧い直アシという気もしますけれども。 じゃあ私は、それ以外の場合について述べましょうか。ロケアシももう話題に出てますから、スタジオのアシスタントの場合ね。 スタジオのアシスタントといっても、大きく二つに分かれます。自社で撮影もしているスタジオのアシスタントと、自社で撮影はしていないスタジオのアシスタントの場合ですね。 前者の場合は、代理店や出版社の子会社が所有しているスタジオや、広告写真業などを個人のフォトグラファーではなく一つの会社として請け負っているようなところを指します。 この二つでも分けていいような気もしますが、まあ大体方向性は同じと思います。 代理店や出版社は写真学科やコネのある専門学校でもない限り厳しいですが、そうでないスタジオならばピンキリで、高卒でもまあ入れるところもあるでしょう。 具体的な仕事内容はというと、もちろん直アシと同じように、カメラまわりや照明機材(ライティング)の管理やセッティングもします。 しかし、直アシが日々追われているようなマネージメント業務は、別の部署か或いは事務の人がやってくれることが多いので、そこはあまり関わらなくてもいい部分です。 代わりに膨大な量の時間を、巨大な白ホリゾントやハウススタジオのメンテナンスに 充てることになります。 また、管理したり運搬しなくてはならない機材の量も、個人のフォトグラファーとは比べ物にならないものになることもあります。 白ホリでばかり撮るわけでもないですし、壁を立てたり大量の家具を運んできたりしてセットをつくることもあります。 恐らくテレビ番組の制作会社などよりかは、ずっと少ない人数でかなり大掛かりなセットを作ることもあります。危険も伴います。 ロケにでも行くという話になると、膨大な量の機材や小道具を、ひとつも忘れ物のないように商バンに詰め込まなくてはなりません。 余りにも膨大な量の準備を、たった一人のアシでしなくてはならないこともある上に、出発は殆どの場合かなりの早朝ですから、徹夜で準備して仮眠をとってからフラフラで出発することも多いです。 もちろん商バンはアシスタントが運転します。居眠り運転で事故になりかけたこともありました。現場ではもう既に立っているだけでも辛いのにものすごく動かなくてはなりません。 もちろん完璧に準備をしているつもりなのですが、余りにも荷物が多すぎて一つや二つ忘れてしまうことも多々あります。その度に引っぱたかれるのまでもう定番になっていました。 撮影する商品の管理もアシスタントの仕事です。これも余りにひどい量がくると徹夜案件となります。レフ板しいて寝ます。ゴキちゃんがたまに慰めにきてくれます。 後者の場合は、レンタルスタジオということになりますね。前者のような場合と違って、余り大掛かりな準備は無い場合も多いですが、より臨機応変さが求められます。 そこでプロにまでなることはできないので、たいていはお師匠さん探しの期間みたいなことになります。 もう疲れたしこのへんにしておきます(笑) あ、バイトなんてもちろんしている暇はないですよ、仕事をちょっとおすそ分けなんていう直アシみたいなこともないですし、スタジオからお師匠さんについてそこから独立というのがまあ私も辿った道ですし、独立したいならそのコースが定番のようになっています。もちろん学校出ていきなり直アシもありです。

  • アシスタントというのは 「あとは先生がシャッターを押すだけ」 の状態に限りなく近づけるのが仕事です。 それはだいたいみんな共通すると思いますが、あとはそれぞれ異なります。 日雇いの「ロケアシ」と呼ばれるようなアシスタントは「撮影補助」をします。 カメラ・レンズ・三脚・レフ板(反射板)のセッティング・照明・モノの移動などです。 カメラマンに常勤で雇われて弟子入りするアシスタントは、まずお金の管理です。 撮影自体は月に数日しかありません。しかし大忙しです。 財布と預金通帳と印鑑を渡され、お金を払ったり、請求書を書いたり、契約書を作ったりします。 必要なものがあれば買い物をし、注文をします。 出版社へ行って原稿(フィルム、画像データ)を渡したり、次のモデル候補のプロフィールなどを渡したり、色校(いろこう=テスト印刷したもの)をもらってきたり、出来上がった本をもらってきたり、契約書をもらってきたり渡しに行ったり、編集者とバカ話したり。 芸能事務所を訪ねたり、売り込みに来るタレントマネージャーに資料をもらったり、モデル候補本人が来れば面接・テスト撮影(オーディション)をしたり、やはりお金や契約書をごにょごにょやったり。 撮影をすることが決まればスケジュールを組むのはアシスタントです。 モデルの日程の都合に合わせ、ロケ先を手配し、スタッフを手配し、新幹線や飛行機を使うならそれもチケットを手配します。 海外ならタレントさん含め全員のパスポートの写しをもらい、期限が十分残っているか確認したりします。中にはまだパスポートのない人がいたりするのでパスポートを取る世話を焼いたりします。このとき芸名ではなく本名を知ったりします。 「手配」なんていいますが、ただ買えばいい、ギャラを払えばいいというものではありません。一番いいスタッフを一番安いギャラでお願いし、一番具合のいい便のチケットを一番安い値段で予約します。それも、ただギャラを安くたたけばいいというものではなく、今後も気持ちよく仕事をしてもらえるようにうまいぐあいにやらなければなりません。 「買い物」は百数十万円までは「先生に無断で」やります。 どういうことかというと、先生の使っているメーカーのカメラの新機種が発売されたとするでしょ、買うに決まっているじゃないですか。 まず一台目を買ってくるでしょ。数十万円します。一回撮影で使って問題がなければもう一台買います。これで百数十万円です。 「バイト掛け持ち」は、普通の意味のバイトはムリです。 ただ、仕事をしていると小さな撮影を関係者から頼まれたりします。そんなのを先生はやりません。 そういうのを「バイト」と呼ぶのだとすれば、それはできます。 別に先生のおこぼれみたいな仕事でなく、自分自身の仕事でも、それなりの期間が経てばやってもおこられません。 そんなふうにして、雑誌2つか3つくらい、自分の名前の入った写真が載るようになってしばらくしたら、次のアシスタントを雇います。これも自分が募集をかけて面接し、テストをしてふるいにかけてから先生に決めてもらいます。 その新しいアシスタントと一緒に仕事をしながらやり方を教えていきます。 そしたらカメラメーカーのプロサービスの入会申込書に先生のサインとハンコをもらい、自分が仕事をしている雑誌を参考資料としていっしょにサービス窓口に持って行きます。 サービス窓口の人はすっかり自分のことを知っています。だってカメラメーカーの窓口に行くのはアシスタントなんですから。なので審査はまぁ、通りますよ。 ハイ、自分もカメラメーカーから「プロカメラマン」と認められました。 これでアシスタントは後輩に任せて自分は独立します。 こんなのがアシスタントの仕事です。 あー、つかれた。

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