警備会社でボディーガードをしている者です。 身辺警護開始前に依頼者と打ち合わせを行い、脅威評価を査定します。 身辺警護とは用心棒と異なり、アドバンス(先着)とプロテクション(同行)に別れて行います。 アドバンスは警護対象者の行先地に先回りして安全化を行い、プロテクションは文字通り警護対象者の側近にて警護します。 ご質問の暴走族10名程の襲撃が予め予測できる場合、警護員2名では、アドバンス1名・プロテクション1名となり、移動間は警護員1名となるため人数が少な過ぎ、ご依頼をお断りする可能性が高いです。 予測が出来ず、突発的に襲撃が発生した場合、車両走行時では離脱しながら最寄りの警察署や交番等に退避します。 徒歩間はボディーガードが合流して2名でいる状況ですが、基本的に離脱が優先です。 相手に取り囲まれてしまった場合等、逃げ道を塞がれた状況では、ボディーガードは交渉術による説得を行います。 それでも効果が無く、攻撃を加えて来た場合、警護員1名が退路確保のため制圧を行い、もう1名の警護員が警護対象者を庇いながら離脱します。 基本的にボディーガードは何らかの武術格闘技の有段者であり、全国規模での大会等の入賞者が多くおります。 装備品も特殊警戒棒があり、このケースでは使用が可能です。 しかし、相手が10名程と形勢はこちらが圧倒的不利なため、無事に警護ができるかは断言致し兼ねます。 ご質問の状況は、そもそも最悪です。 アドバンスが杜撰であり、暴走族に対する回避措置も行えず、襲撃の兆候も見極めきれず、結果として大人数での襲撃を許してしまっているため、警護側の不手際である失敗と言わざる得ません。 参考になれば幸いです。
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