私立高校の家庭科の先生になりたいです。

Question

私立高校の家庭科の先生になりたいです。母校での勤務を希望しています。

教育学部から教員免許をとるのと、食物系の学部からとるのとでは、採用試験において有利・不利ということはありますか？

教えてください。

Answer 1

公立学校なら、出身大学や学部によって採用試験に有利・不利はないです。

一方、私立の学校は分かりません。採用側の学校によるとしか言えません。その学校で求める人材によります。
あなたの高校の先生方に出身学部をきいてみて、採用の傾向を探るのも一つの方法です。

一般論で言えば、高校の教員に教育学部出身は少ないです。

Answer 2

＞教育学部から教員免許をとるのと、
＞食物系の学部からとるのとでは、
＞採用試験において有利・不利ということはありますか？

☆公立学校の家庭科教員採用試験の合否は、
一次の筆記試験と、二次の実技試験・面接

（例1）これは、ファスナーが壊れたA子さんのスカートです。
A子さんは、彼も来る、あさってのパーティーに、
どうしても、彼とデートした時、服屋で彼に、初めて買ってもらった、2人の思い出の、このスカートをはいていきたいと考えています。
新品のファスナーに付け替え、このスカートをはけるようにしなさい。
（実技試験時間60分）

（例2）かぼちゃの煮物をおいしく作って提出しなさい。
時間内に、後片付けまで全て終えること。
後片付けの状況も全て、成績評価に含めます。（実技試験時間30分）

・・・で、
決まります。

・卒業した大学はどこか？
・卒業した大学の学部・学科・専攻はどこか？

・・・といったことは、
合否には関係ありません。

→そのため、
例えば、

・偏差値が高い有名大学教育学部を卒業したAさんは、
試験の点数が悪く、あっけなく不合格。

・有名大学の教職大学院を修了（卒業）したBさんは、
試験の点数が悪く、いとも簡単に不合格。

・偏差値が高い有名大学家政学部を卒業したCさんは、
試験の点数が悪く、あっけなく不合格。

・きいたことない無名大学教育学部を卒業したDさんは、
試験の点数が良かったので、すんなり不合格。

・きいたことない無名大学家政学部を卒業したEさんは、
試験の点数が良かったので、あっさり合格。

・・・となる場合もあります。

※公立学校の教員採用試験の場合、
学歴は、合否に関係ありません。

→ですが、
家庭科教員採用試験の場合、
都道府県（公立校の場合）や私立学校によっては、
筆記試験だけでなく、「実技試験」も行う場合があります。

（例）
筆記100点・実技20点→不合格

筆記80点・実技80点→合格

筆記60点・実技30点→不合格

筆記60点・実技60点
→ぎりぎり合格かもしれませんし、不合格になるかもしれません・・・。

☆いくら、筆記試験の成績が良くても、

→実技試験が、

うまく、新品のファスナーに付け替えることができず、
スカートは、ぐちゃぐちゃ・ボロボロ。
・・・とか、

お鍋の中は、
山のようにどっさり、真っ黒けの焦げた物体で、いっぱいです。

・・・では、
当然、ダメです。

＞私立高校の家庭科の先生になりたいです。

☆公立の中高一貫校・中等教育学校や、
私立の中高一貫校・中等教育学校では、

「中高両方持っている人しか採用しません」

・・・といった、採用制限をしている場合も、
ありますので、

せっかく、教員免許を取得するのなら、

できれば、
中高両方の免許を取得できる4大に進学して、
両方一緒にまとめて取得するのが、
オススメ・無難ですね。

※中等教育学校というのは、
13歳で入学し、6年間通って、18歳で卒業する、
6年制の学校のことです。

http://ss.sanonihon-u-h.ed.jp/

http://www.oshukanchuto-e.metro.tokyo.jp/cms/html/top/main/index.html

※中高一貫校というのは、

高校受験一切なしで、
提携している高校へエスカレーター進学できる中学や高校のことです。

Answer 3

どちらの過程から免許を取得しても採用に有利・不利ということはありません。が、より難易度の高い大学卒業の方が有利なのは確かです。となると､国立ならお茶の水女子とか奈良女子しかないことになります。

次に私立高校の教員採用ですが・・・進学校か都市部か､そうではないか､で全然事情が違ってきます。

多くの私立高校は正規教員の数を減らして講師の数を増やしています。人件費抑制のためです。有名進学校でかつ都市部であるほど正規教員の占める割合は増えます。

次に私立の場合タイミングが問題になります。あなたが大学を卒業した頃に､今在職中の家庭科の教諭が一人退職しなければ採用試験そのものが実施されません。

あなたが大学3年の頃に一人退職され､そこに新しく新任が正規で採用されればもう数十年以上はチャンスはないことになります。特に家庭科は1-2名いればで十分ですから受験のチャンスがない場合が多いのです。

まあ、まずは公立高校の試験を目標にするのがよいでしょう。ただし、難関です。国立大教育学部卒か上に挙げた二つの国立女子大、日本女子大、京都女子大、同志社女子大、そのレベル以上でなければ合格が難しい現状があります。そこら辺の大学でも落ちる方が圧倒的に多いのです。