非常警報設備のカットリレーて何ですか？

Question

非常警報設備のカットリレーて何ですか？

Answer 1

「カットリレー」とは、「電源配線」や「音響装置（配線）」といった物に組み込む「リレー」装置のことです。この「リレー」装置は、非常警報装置が発する信号を受信すると、電源配線や音響装置（配線）のスイッチまたは接続を自動的にＯＦＦにします。
結果的に、接続されている装置の電源が切れたり、音響装置（スピーカー等）から出ていた音がストップします。

なぜそんなことをするのかというと、例えば、「ライブハウス・コンサート会場」とか「ディスコ」、「カラオケボックス」といった物を想像してください。
大音量で音楽がズンドコズンドコ鳴っているところで、火災報知器がピーピー鳴ったところで、音楽に警報器の音がかき消されて誰も気がつかないかもしれません。結果的に火災の発生に気がつくのが遅くなって避難できない人がたくさんでる恐れがあります。
そこで、火災報知器がピーピーなったり、避難を呼びかける自動放送が流れるタイミングで強制的に音楽を止めてやる必要があると言えます。その「音楽を止める」のが【カットリレー】の役割です。
スタンダードなのは、電源の配線に挿入するもののようです。アンプ装置等の電源を止めてしまえば、音楽がぷっつり止まります。