電車運転士についてお聞きします。

Question

電車運転士についてお聞きします。運転士は、定年までできるものではないと聞いたことがありますが、
何歳までできるものなのか、また運転士をやめてから定年までは、どんな業務に就かれるのでしょうか？

ちなみに私は、南海電鉄の運転士を志望しています。

Answer 1

私はJRで運転士をしています。
運転士として定年まで就けるのかどうかは会社の施策になりますので、何とも言いにくいところがありますが、私鉄さんでの賃金体系がどうなっているのかわかりませんが、うちの会社では乗務員には基本給とは別に（乗務）手当てが出ます。
これが高いのか安いのかは人により考えが違うでしょうが、会社からすると年齢と共に基本給が高くなっていく４０代半ばを運転士として仕事させるのか、それともベテランであれ若手であれ同じ運転士として仕事をさせる中で人件費を削ろうとするのかで考えると後者のほうが会社の経費面では潤いますよね？
ただ、給料が高いからとベテラン全てを切っていては技術継承等に支障もありますから、個々の優劣（仕事のデキ）が左右してくるのではないでしょうか？
運転士は定期で運転適性検査があり、それに落ちてしまうと乗務できません。
今現在、２、３０代の現役の運転士で、定年まで運転士を続ける人はほんの一握りだと思います。
運転士を退いた後は、駅や車掌、車両の検修や出向して仕事をすることになるのではないでしょうか。

Answer 2

私は地方の私鉄で運転士をしています。
さほど儲かっているわけでもないし、全列車がワンマン運転ですから、入社すると駅員の仕事をやってから、車掌を通り越してすぐに運転士になる為の教育を受けます。そして動力車操縦者免許の試験に合格すると、すぐに乗務が始まります。そして、交代で運転士と駅員の仕事を行います。なので、我が路線の駅員（助役、駅長含む）は殆ど動力車操縦者免許を持っていて、運転士に欠員が出ると助役や駅長が代わりに乗務するという事も少なくありません。この辺が大手私鉄とは違うところです。
ちなみに私の所では運転適性検査に落ちると乗務からは一時外されますが、再試験を行って合格すればすぐに復帰できます。ちなみに再試験でも落ちたら、合格するまで駅務をやりながら試験を受け続けることになります。もし本人が乗務よりも駅務を希望する場合は、試験は不合格と言う事になります。もちろん動力車免許を持つ助役も駅長も試験を受けますよ。