皇宮警察の逮捕術ってどんな感じなんですか？

Question

皇宮警察の逮捕術ってどんな感じなんですか？

Answer 1

逮捕術は、一般的な警察官と変わらないと聞いています。
しかし、皇宮警察の職員は「皇宮警察官」とは呼ばず「皇宮護衛官」が正式な名称です。
つまり、ご対象(皇族方)を危難からお守りするのが職務です。

皇宮護衛官は、もし、暴漢がご対象に危害を加える目的で近づけば、暴漢を取り押さえるより、ご対象を守る事が優先されます。

以前、皇宮警察を取材した番組がありましたが、暴漢役の護衛官が、ご対象に見立てた人物に物を投げつけようとした際、そばの護衛官は、ご対象の前に飛び出し、暴漢が投げつけた物がご対象に当たらないように 「盾となる」という訓練をしていました。
まさに「身を挺してお守りする」のです。
で、肝心の暴漢は、他の護衛官や警備にあたる都道府県警察の警察官が制圧、確保します。

以前、両陛下が北海道を行幸された時、陛下の車列に不審者の車が突っ込もうとしたという出来事がありました。
道警の白バイが、一般的な手順として「警告と停止命令」を発しましたが、白バイを振り切って車列に近づきました。
この時、皇宮警察の白バイ隊員が、白バイごと不審車の前に出て体当たりし、不審車を制止したそうです。

余談も書きましたが、皇宮警察というのは、そういう組織です。
また、これが「護衛官」というものです。