解決済み
小学校の教員免許を通信教育等で1年で取得することは可能でしょうか? 中学・高校の1種免許はもっています。 大学の通信教育+放送大学等で、1年度で免許をとることはできますか?また、小学校用に教育実習をあらためて行う必要はありますか?
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>中学・高校の1種免許はもっています。 ※教育職員免許法施行規則第20条では、 「小学校免許取得に必要な科目の単位の認定は、 卒業する時に小学校免許を取得できる学部・学科・専攻で修得した単位とする」 ・・・となっています。 →そのため、中高免許を取得するために修得した単位のうち、 小学校免許の単位としても使えるのは、 原則としては、 日本国憲法・英語・体育理論・体育実技・情報処理・介護等体験の6科目のみとなり、 それ以外の教職科目・教科科目・教科教職科目や小学校教育実習は、 小学校免許を取得できる学部・学科・専攻(通信を含む)で、 再履修し、単位を取り直す必要があります。 www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/detail/1287044.htm www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/index.htm http://www.uce.or.jp/license/ ※ただし、すでに幼稚園・中学・高校免許をお持ちの場合は、 都道府県教育委員会と大学(通信を含む)の両方がOKしてくれれば、 教育職員免許法施行規則第6条第1項備考第12の規定にもとずき、 最大15単位までの範囲で、 教職科目についてのみ、単位の読み替え・流用による履修免除を認めてもらえる場合もありますが・・・。 ☆ただし、例えば、 ・佛教大学通信教育部(京都) ・聖徳大学通信教育部(千葉:松戸) ・明星大学通信教育部(東京) ・・・のように、 「本学では、小学校教諭として必要な知識や技能を、 段階を踏んで、基礎からしっかりと学習して、身につけていただきたいと考えております。 ですから、本学では、 幼稚園・中学・高校免許を取得できる学部・学科・専攻で修得した教職科目の単位の認定は、行いません。 そのため、59単位(1種)・37単位(2種)の全てを、 本学で履修し、全ての単位を修得していただくことを原則としております。 もし、単位の読み替え・流用による履修免除をご希望される場合は、 必ず、あらかじめ、都道府県教育委員会と相談し指示を受けたうえで、 履修登録をしていただきます。 単位の読み替え・流用による履修免除をご希望される場合、 本学での履修指導・履修指示は一切行いません。 全て自己責任となります」 ・・・といった制限をしている通信制大学も一部あります。 http://www.seitoku.jp/tk/daigaku/faq_menu/licence.php http://www.bunet.jp/tab_02/tab_02_01_07.html →ですから、 まずは、県庁などに設置されている都道府県教育委員会の窓口へ行って相談し、 詳しい指示を受けて下さい。 >大学の通信教育+放送大学等で、1年間で免許をとることはできますか? ☆放送大学には教職課程がありません。 →そのため、 都道府県教育委員会によっては、 「放送大学で修得した単位を、 教員免許取得に必要な単位として使用することは、 認めません」 ・・・といった指示が出る場合がありますので、 窓口へ行って相談し、詳しい指示を受けて下さい。 >小学校用に教育実習をあらためて行う必要はありますか? ☆例えば、 ・幼稚園や特別支援学校幼稚部の常勤教諭・常勤講師として3年以上働いた経験がある人 ・中学校や特別支援学校中学部の常勤教諭・常勤講師として3年以上働いた経験がある人 ・・・が、 小学校2種免許の追加取得を希望する場合は、 教育職員免許法第6条別表8「隣接学校種免許の追加取得」の規定が適用されますので、 小学校教育実習は、”免除”となり、 実習は、一切不要です。 →しかし、教員としての勤務経験がない場合は、 小学校教育実習が必修となりますので、 必ず教育実習を行う必要があります。 ☆例えば、 ア)教育実習をする小学校が、 「実習担当教員による指導を的確に行うには、 2週間では足りませんので、本校では、2週間の教育実習の受け入れは、一切実施しておりません。 本校での教育実習を希望される場合は、全員、4週間のみ、とします。」 ・・・といった指示が出た場合や、 イ)大学の教職課程のカリキュラムが、 「小学校教育実習(事前・事後指導1単位を含む) 5単位必修」 ・・・となっている場合。 →アやイのような場合は、分割実習はできませんので、 4週間の実習をする必要があります。 ※しかし、例えば、 ウ)教育実習をする小学校のほうで、 「2週間だけの教育実習の受け入れも、行っております」 といった指示が出て、 しかも、大学の教職課程のカリキュラムが、 「小学校教育実習事前・事後指導:1単位」 「小学校教育実習Ⅰ:2単位」 「小学校教育実習Ⅱ:2単位」 ・・・という風になっている場合は、 分割実習も可能なため、 中高免許を取得するために修得した教育実習の単位を、読み替え・流用して、 「小学校教育実習Ⅱ:2単位」の履修免除ができる場合があり、 残りの「小学校教育実習Ⅰ:2単位」分のみにあたる、 2週間の小学校教育実習のみでもOKとなります。
なるほど:1
可能かも知れませんし、不可能かもしれません。 理由は人により違うからです。 まず小学校の教員免許の取得方法ですが、大きく分けて3つあります。 1、大学で単位を取り申請して免許を取得 2、教育職員検定を受検し合格して免許を取得 3、教員資格認定試験を受験して合格して免許を取得 以上の3点です。 まず大学で単位を取り申請する場合ですが・・・ 中高の免許を持っているという事なのである程度分かると思いますが、単位を取り申請します。 ちなみにこの単位の中には"教育実習も必要です"。 実はこの辺は法令で決まっていて、小学校の免許を取るための59単位中、中高から流用可能な単位は15単位までしかありません。 そのため最低でも44単位は絶対に取る必要があります。 また15単位も"流用"なので、数年に一度免許法が改正さていますが取っていない単位は流用出来ないので、免許を取った時期によっては44単位よりも多く取る必要が出て来ます。 さっきも言ったように、この手法は教育実習が必要です。 このため前年度から手続きしたり単位を取ったりと最低でも2年はかかります。 ただし、教育実習の期間としては、新規で取る場合は3~4週間ですが、中高の免許を持っている場合には2~3週間に微妙に減ります。 なお、この手法で教育実習が免除になる可能性も一応はあります。 まず1つ目の可能性としては、母校が小学校の免許の認可を受けていた場合です。 母校の教育実習が小中高共通科目として開講されていた場合は有効です。 母校では中高しか取れない状態であれば再度実習になります。 また2つ目の方法として、障害児向けの特別支援学校小学部での勤務経験が2年以上あれば教育実習は不要になります。 特別支援学校は中高の免許でも小学部の担当になる事があるので、この場合には有効になります。 ただし、中高と小学校を共通科目にしている大学はほぼ無いですし、特別支援の勤務経験があったら別の手法を目指すはずなので、質問者様の場合はほぼ実習が必要で2年以上で必要単位も44単位プラスアルファと考えて良いと思います。 さて、最初の3つの手法の話に戻りますが、2つ目の教育職員検定ですが・・・ 名前は検定ですが実際には書類審査です。 教育委員会に免許を欲しいと書類審査を依頼して書類審査が合格すれば小学校免許が取れます。 ちなみに教育職員検定の審査内容は4つで、学力・身体・人物・実務の4つの試験になっています。 学力の試験の合格基準ははっきりしていて、通信制大学などで小学校用の単位を最低でも12単位以上取らなければ合格出来ません。 ちなみに小学校用の単位なので、中高の単位は一切不可です。 結局この方法でも通信制大学などで単位は必要な訳です。 身体の試験は簡単で、病院に健康診断に行き、医師から健康である旨の診断書が出れば合格です。 ただし残る2つの難易度が高くて・・・ 人物の試験は質問者様を素晴らしいと推薦してくれる偉い人の推薦書です。 推薦書なので内容がボロクソに書かれていたら当然駄目ですが、まあ常識の範囲で推薦して貰えれば良い訳です。ここは誰か推薦してくれる人が居るかが重要になります。 実務の試験は中学校教員として3年以上問題なく勤務した事を証明できる証明書を提出出来れば合格です。この条件は完全に中学校教員としての勤務経験が無い限り突破できません。 学力以外の3要件を満たせそうな状態であれば通信制で単位を取れれば1年で免許は取れます。 12単位なので大学によっては半年でいける可能性はあります。 しかし学力以外の3要件のどれかが満たせない状態だと絶対に突破できないのでこの方法は諦めるしかなくなります。 続いて3番目の教員資格認定試験ですが、教育職員検定は書類審査でしたが、この教員資格認定試験は完全な筆記試験です。 1年に1回この試験は実施されていて、受験して合格できれば小学校の教員免許が取得出来ます。 本当に試験だけなので、この方法の場合は大学の単位も不要ですし、教員としての勤務経験も不要です。 ちなみに教員資格認定試験の受験資格は20歳以上かつ高卒以上なら免許を一つも持っていなくても誰でもOKとなっているため、既に中高の免許を持っている質問者様は22歳以上かつ大卒なので余裕で受験出来ると思います。 試験自体は1次試験、2次試験、3次試験となっていますが、1次試験は教職と9教科の筆記試験、2次試験は実技・面接・小論文、3次試験は模擬授業です。 が、1次試験の教科については受験の時に9教科から6科目を選んでの受験になります。 そして重要なのが2次試験ですが、教員免許保持者については2次試験の面接は免除になります。同様に3次試験の模擬授業も免除になります。 つまり2次試験が合格したら免許ゲットです。 2次の実技は音楽・体育・図工から2科目選んで受験ですが、該当の中高免許を持っていた場合は合格になります。 どの方法が良いかとどれが可能かは人によるのでじっくり考えて決めて下さいね。
なるほど:1
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