納棺師について 現在、就職活動中の女子大学生です。 メディアを通して納棺師という仕事を知り、興味を持ちました。 …

Question

納棺師について

現在、就職活動中の女子大学生です。
メディアを通して納棺師という仕事を知り、興味を持ちました。
今度、実際に会社訪問をする予定です。小柄だと仕事がこなせないか、やりがいや大変だったことなどを教えていただきたいです。
実際にこの仕事についている方や何か知っている方のご意見をお聞かせいただきたいです。

地域としては東京が希望なのですが、あまり評価のよろしくない会社などがありましたら、参考の為に教えていただけないでしょうか。(このようなことを質問するのは申し訳ないと思っております。)

どうかよろしくお願いいたします。

Answer 1

私の息子が納棺師です。
求人は少ないと思いますけど、会社訪問をされるならそこで採用してもらうように働きかけたらどうですか？

納棺前にはご遺族の方に挨拶し作業手順を説明します。もちろん敬語で話すんです。
宗派に依り出来ないこともあるので、それも勉強しないといけません。
遺族の方も色々な方がいますし、ご遺体も自殺、病死、事故死、、様々です。

息子が勤める会社は「最後の介護」という認識を持っています。
小さいお子さんのご遺体の時は所長がお金を請求しないそうです。
そんな会社ですよ。

納棺師の中では名前が知れている有名な方が所長です。
息子はその方の下で働いているんです。
評価が良く無い会社は知りませんが、あなたに縁があればきっと良い納棺師になれると思います。

納棺師の技術は繊細です。
ご遺体を生前の顔に近づけるための技術が必要なんです。
医学の知識も必要です。

司法解剖したご遺体を警察から渡されて納棺したそうです。
大きいホッチキスが３つ頭に留めてあったんですが、中身が見えているんだそうです。
脳を取り出して綿が詰めてある。
ホッチキスを外して包帯を巻くんだそうです。
勿論洗髪もするんですよ。
あなたに出来ますか？

腐敗臭もあるんです。
息子は臭いに慣れたと言いますが、ベテランの所長でも吐きそうになった臭いのご遺体があったんだそうです。
浴槽での水死のご遺体でお湯の温度も高かったそうです。
ご遺体が七色に変色していたそうで、初めて見る色だったと息子に話してくれたそうです。

私の息子は納棺師希望では無かったんですよ。
ハローワークで募集があったんですが、仕事の内容は書かれていなかったんです。
息子は保険会社を退職する前に次の仕事を決める為の就活をしていたんです。
収入が良いと言う理由だけで、会社へ面接に行きました。
でも今は生きがいを感じる仕事だと言っています。

誰かがやらないといけない仕事ですし、誰もが出来る仕事では無い。
私は息子を誇りに思います。