解決済み
社会福祉士の試験、社会理論と社会システムの分野で、「社会的行為」について過去問があり、祈願や祈祷などの行為が目的合理的行為に含まれる(答え×)というのがありました。使っている参考書には、価値合理的行為に含まれるとなっていますが、伝統的行為の間違いではないですか?
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>使っている参考書には、価値合理的行為に含まれるとなっていますが、伝統的行為の間違いではないですか? M.ウェーバーによる、「社会的行為」の分類ですね。 「価値合理的行為」というのは、結果の実現性よりも自己の価値観(信条や倫理観、宗教観など)に従って行う行為です。本人が「正しい、価値がある」と思ったから(結果はどうであれ)行うものです。 他方「伝統的行為」とは、伝統として行われている行為、慣習として行われている行為で、自己の価値に従って行われるわけではありません。 たとえば、宗教的な行為でも、毎日、朝起きたら「とりあえず神棚に手を合わす」ような行為は、宗教的価値が薄れて慣習化しているといえるでしょう。しかし、「祈願や祈祷」となると、やはり自らの宗教的価値に基づいて行われる行為と捉えるのが素直で、質問者さんの解説にあるように「価値合理的行為に含まれる」と理解してよいと思います。
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