警察官の階級についての質問です。 警部の1つ上の階級である警視から国家公務員になるのでしょうか？

Question

警察官の階級についての質問です。
警部の1つ上の階級である警視から国家公務員になるのでしょうか？旧一種（キャリア）の方はもともと国家公務員だと思いますが、都道府県採用の警察官は巡査から地方公務員として働くかと思います。

何処からかを境に都道府県採用の警察官も国家公務員となるそうですが、警視からですか？

Answer 1

警視正からです。都道府県警察職員のうち、警視正以上の階級の警察官を「地方警務官」といいますが、この内、都道府県警察で採用された警察官の場合は「特定地方警務官」と言います。

どちらも、一般職の国家公務員という扱いになります。ですが、内閣府の国家公務員の再就職に関する規定から分かるように、特定地方警務官は、都道府県警察官として昇任していますので、警察庁警察官とは少し違います。

ちなみに、警視庁刑事部捜査一課長は警視正の職です。警視で一課長に就任して、その後昇格など聞いたことがありません。大抵、前職は鑑識課長・警視で、任警視正と同時に一課長に着任します。

警察官の給料についてですが、警視庁を例に説明致しますと、公安職給料表で職務別に給料の段階が9つに大別されます。その範囲内で、年齢や勤務状況など様々な要素により、給料が変わります。

例えば、警視庁刑事部捜査一課･巡査部長でしたら、東京都人事委員会規則に基づき公安職給料表三級に当たりますから、19万6千400円～26万2千500円の間で推移しますが、警視庁刑事部捜査一課主任･警部補の場合は四級に当たりますので、20万3千700円～27万300円の間で推移します。

Answer 2

国家公務員になるのは、警部より2つ上の『警視正』からです。

ノンキャリ警察官は地方公務員として採用され、警視正に昇格する時に国家公務員に切り替わります。
っていうか、その時点でそれまで勤務していた都道府県警を「警察庁勤務の為」という理由で退職し、警察庁に『警視正』として新規採用という形になります。

警視庁捜査一課長のように、警視で課長に就任し途中で警視正に昇格するような場合は、
警視庁を警視で退職
↓
警察庁に警視正として新規採用
↓
警察庁から警視庁へ捜査一課長として出向

この事務手続きを１日で行います。

Answer 3

＞警部の1つ上の階級である警視から国家公務員になるのでしょうか？

警視正からです。

＞旧一種（キャリア）の方はもともと国家公務員だと思いますが、都道府県採用の警察官は巡査から地方公務員として働くかと思います。

いわゆる「キャリア」採用組は、一般の警察官が「巡査」からスタートされるのに対し、「警部補」からスタートします。そして入庁から1年余りで「警部」に昇任する。そもそもスタートが違うので比較すること自体が違う。

＞何処からかを境に都道府県採用の警察官も国家公務員となるそうですが、警視からですか？

キャリア組の方には通過点かもしれないですが、ノンキャリア・準キャリア組の方にしてみれば、「警視」で終わるか「警視正」で終わるかは、かなり迷うみたいです。

「警視正」に昇任すると「国家」公務員になるため、給料などが下がるそうです。地方公務員に比べて国家公務員や給料が低くなるため。

ただ、プライドを考えると「警視」で退官するのと、「警視正」で退官するかで、後々の再就職先が変わってきたり、同期の人間に対して、一歩上に立てる優越感があるようです。

いわゆる「名を取るか実を取るか」になるらしいです。