高校一年生です。 将来海上自衛隊の船医になりたいのですが、防衛医大には入れそうにありません。 国立医大で医師…

Question

高校一年生です。

将来海上自衛隊の船医になりたいのですが、防衛医大には入れそうにありません。

国立医大で医師免許を取ってから、医官幹部候補生になろうかなあと考えているのですが、自衛隊の医官幹部の任務はどういったものなのでしょか。

Answer 1

先ず医官になるには陸・空で5年、海では7年の臨床経験が必要です。
そして臨床研修は防衛医科大学校卒業生に限られているようです。
医大生になり、医師免許取得後 自衛隊の医師採用試験を受ければ医官になれます。
医官というか軍医ですね。

ただし海上自衛隊の船医希望との事ですが、 ほとんどの艦艇には医師は乗っていない様です。
常時乗組みしているのは南極観測船、潜水艦救難艦位でしょうね。
海外派遣や練習艦隊の練習航海には同乗します。

＞自衛隊の医官幹部の任務はどういったものなのでしょか。

2年間の実務研修が終了した後、1カ月ほど各部隊で健康診断を実習し、それぞれの部隊に配属されます。
昨今の医官不足により、世代の若い医官は方面衛生隊などの衛生科部隊配属が増加しつつあります。
配属直後、陸自衛生学校でBOC（幹部初級課程）へ入校が命じられます。
海上自衛隊の医官の6割は潜水医学実験隊での潜水医官課程にて、航空自衛隊の医官と海上自衛隊の残りの4割の医官は、岐阜病院教育部及び航空医学実験隊での航空医官課程にて、それぞれ1カ月半ほどの教育を受けます。

部隊にもよりますが、最大週2日の部外通修が認められるので、その間に研鑽を積む方が多いようです。
部隊の患者だけでは医師としてあまりにも自身の専門分野の症例が不足しているケースが大半のため、部隊勤務1年半を経過した1月に、全員が1尉に昇任。
その半年後に、専門研修医官となる。
その間、潜水医官課程・航空医官課程を修了した海自及び空自の医官は、それぞれ潜水医官記章及び航空医官課程修了後2年間の部隊勤務経験を経た後に航空医官記章が付与されます。

概ね2年間の部隊勤務が終わると、専門研修が命ぜられます。
ほとんどの方は防衛医大・自衛隊中央病院で勤務しています。
専門研修医官（専修医）は、常に人手不足に悩む防衛医大の各医局にとって、貴重な実戦力で、専修医は2年。
これを終了すると、陸では衛生学校のAOC（幹部上級課程）に入校します。
海と空では、それに相当するような教育課程はありません。

専修医を終わっても、学位は授与されません。
それ以上の医学を研鑽したい者は防衛医大研究科を受験します。
受験科目は英語と専攻科である。研究科は大学院に相当し、4年間在籍して審査を経て、「博士（医学）」の学位が大学評価・学位授与機構から与えられます（防衛医科大学校には学位授与権がありません）。
それぞれの科にもよるが、採用人員は年に1～2名程度と少ないく、研究科を修了した者のうちで、研究者・教育者に向いていると判断された者は、しばしばUC転官を勧められ、制服を脱いで、文官たる防衛医大助手（防衛教官）となり、防衛医大を支える事になる様です。

長々となりましたが、医官募集のHPです。
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/11.html

Answer 2

歯学部でよければ、普通に卒業したのち防衛医大卒の医官と一緒に幹部候補生学校に行き、歯科医官となることはできます。