私は40代ですが、確かに昔、そんな時代がありました。たぶん20~25年前くらいだと思います。 「自由だ」のほかに「フリーターのほうが稼げる」という人も多かったんです。本当です。難関大卒の初任給より、バイトの月給のほうが高いって。月二十何万稼いでいるとか自慢するやつが本当にいたんです。 冷静にモノを考えられる人なら、稼げる金額が高いのは今のうちだけで、フリーターは収入が増えないのに、「サラリーマン」は給料がだんだん上がっていき、そのうち追い越されるとわかっています。でもそういう人は忠告を聞きませんでした。 年金もそうですね。当時から年金制度は危ういと言われてました。それをどっかで「払った金額よりもらう金額のほうが少なくなる。」と聞きかじって国民年金を納めない。(バイトはだいたいは厚生年金に入っていないので国民年金になる。)。「サラリーマン」は年金を天引きされてバカみたい、かわいそう、とか。 厚生年金は半分が会社負担なので2倍くらいの金額をもらえることになることや、公務員などは退職金と年金だけで悠々自適の老後生活を送れることや、トシを取るまでに障害者になり障害者年金を必要とする可能性があることなどを全くわかっていないんです。 「貯金したほうがマシ。」と言うんだけど老後にどんだけのお金が必要なのかわかっていないし、貯金なんて本当にしているのかあやしい。 自分はトシを取らないと思っている。60歳のおじいさんを雇うバイト先なんてそうないということがわかっていない。 国民年金を払っていなかったために支給してもらえず生活が出来なくなっても生活保護でやっていけるかもしれません。でもそれはお金の出所が違います。自分勝手に年金の納付をせず、生活費や遊びに使っていた人のめんどうを他の国民が見なければならないというのはおかしなことだなぁ、と思います。でも、どんな人でも日本国民なら助けなくちゃいけないんですよね。 労働者派遣の大幅解禁もその頃です。これは政府やマスコミの罪ですが、当時は「派遣社員は正社員より高収入」と宣伝されていたんです。本当です。 たとえば、 「2年間どこかに派遣されて通常より高い給料をもらい、つぎの1年間は仕事はせずにパソコンの練習をしたりして能力を高め、長期海外旅行でリフレッシュして、また4年目から2年間どこかに高給で派遣される。この5年間を比べると正社員5年分の給料より高収入。長い休みは気ままに過ごせる。給料が高いのは、働かない期間に能力を磨いているから。」 というイメージ。 ふたを開けてみれば、あなたも知っている、いまの状況です。 「フリーター」は差別用語ではなく、「フリーター」はあこがれの存在、という時代は本当にありました。
バブルの頃はね、フリーターってのも一定のポジションを占めていたのは間違いないです。 だって、下手な正規雇用より稼げたもの。
初耳です。俺は会社の枠には捕われないぜ!って青年実業家はチヤホヤされてました。あの人達は今…。
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