半自動炭酸ガスアークでは電圧はワイヤと母材の距離すなわちアークの長さです。 平均的には(電流値の1割)+(1~3V)が適正電圧です、160Aで溶接する場合は16+2=18Vぐらいがちょうど良い値です、また250Aでしたら25+3=28Vぐらいになります。 この値は二次側のケーブルの太さや長さで誤差がありますが、高過ぎる場合はシュルシュルと燃え上がり気味のアークになり、低すぎる場合はパンパンと弾くようなアークになります。 1年半のご経験があれば「良いアーク」の感じは捕まえておられると思いますが、上記のような感じの時に上げ下げして調整してください。 なお正常なアークの範囲でも「やや高め」「やや低め」の微調整をします。 ご質問の真意はこのあたりのことかと思いますが、高めの電圧で溶接するとビードが広く薄くなり溶け込みが減少し、低めの電圧で溶接するとビードが狭くなり盛り上げたようなビードになります、そして溶け込みが深くなります。 でもビードの形状は品物の傾きやトーチの傾きで大きく変わりますので、アーク電圧の調整だけで形状の調整はできません、品物が同じ傾きでトーチの角度も同じようにして溶接した場合に「電圧を上げるとビードが広く薄くなって溶け込みが浅くなる」ということです。
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