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行政書士はまったく 役に立ちませんか? (もちろん社会勉強とか教養とかではなく仕事就職に関してです)

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補足

今年度はあと数点で落ちました 受かってたら転職できましたか?

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回答(1件)

  • ベストアンサー

    仕事/就職に分けて考えます。 まず後者の就職のほうから述べますね。 これはもう、役に立つ可能性は限りなくゼロだと言い切れます。 行政書士は、他の行政書士または行政書士法人以外に雇われてはいけない、というのが、行政書士会の(限定して言えば、少なくとも東京都行政書士会の)公式な立場です。行政書士の資格を利用して、雇用主である企業等に不当に有利な状況を作らないように、というのが制度趣旨のようです。根拠条文は何ですかと訊いても答えられないという曖昧な規定ですが、とりあえずそういうことらしいです。 というわけで、行政書士として就職口を探すなら行政書士事務所か行政書士法人に限られます。ハローワークにでも行って「行政書士」を条件に検索してみるとわかりますが、ほとんどありません。インターネット上をさまよえば、大手の行政書士法人が募集している例がごくわずか見つかるかもしれませんが、そういう仕事は一般企業なら大ブラック企業として名を轟かせるであろう仕事です。「実務を身につけていずれは独立したいんだろう?だったら今頑張れ」この台詞ひとつで、いいようにこき使われます。 で、前者の「仕事」の方を考えましょう。独立して事務所を構えたとした場合ですね。行政書士は、試験が実務と全く関係ないという他の士業にない特徴があります。ですので、合格して登録しても、素人であることには変わりありません。まずひとつ経験できればいいのですが、そのひとつがなかなか取れません。 行政書士の仕事は、1.許認可代理 2.入管手続代理 3.車庫証明 ですが、1の許認可は裏の裏まで知り尽くしたベテランが市場を押さえていますので、たとえダンピングしてもなかなか食い込めるものではありません。代謝の激しい業界なら仕事の絶対量が多いので回ってくる可能性はありますが、具体的にそれは何かというとデリヘル開業手続きだったりします。「私はデリヘル開業のノウハウにかけては誰にも負けません!」って、人前で言う勇気はありますか? 2の入管手続きは外国語ができなければ厳しい上に、英語・スペイン語・中国語・韓国語などの需要の大きい言語はすでに行政書士が飽和状態で、不法入国の手引をしないと生活できない有り様です。チャイナタウンに行って、中国語のフリーペーパーを見てみてください。「黒転白」の文字がおどります。「違法なものを合法に変えちゃいますよ」という意味です。表向き、行政書士事務所とは書きませんが。ですので、東京都行政書士会なんかはまるごと行政の監視下にあるという状態です。「反社会的組織」扱いなのです。 3の車庫証明は、ご存知のとおりほとんどディーラーがやっちゃいますね。ディーラーと契約できればいいですが、車庫証明は行政書士の独占業務じゃないということですからね。わざわざ行政書士と契約する奇特なディーラーがあるかどうか。あっても、顧客に断りなしに顧客の住民票を取るようなグレーな仕事でないかどうか。 最近の行政書士が好んでやっていたのが「民事法務」です。一般人がトラブルになった時に、相手に法的要求を内容証明にして送る。その法的理論武装および文書作成でお金を取っていたわけですが、これは弁護士(対象の金額によっては認定司法書士)がやるから「返答によっては訴えるよ?」という圧力になるわけで、行政書士の内容証明は「相手が無知ならちょっとびっくりしてくれるかも」程度のことしか期待できません。無視されたら終わりです。それより何より、紛争性のある場合の内容証明は非弁行為だと最高裁が判断を下しちゃいました。 あと可能性があるとすれば会社設立の定款作成ですが、これはもうインターネット上で穴埋めすれば定款を自動作成して電子認証までしてしまうサイトがありますのでわざわざ行政書士に頼むメリットがありません。プロの目でチェックが入った定款がほしいというニーズには、中小企業の専門家として行政書士は税理士にとても敵いません。 あとはいい仕事で議事録の作成、苦しまぎれの仕事ではハガキ大の2枚の紙に男女の名前を書いてハートマークでも書いて「交際契約書」と称する(現在でも実在します)とか、もっと苦しくなると独居老人のためのお墓参り代行とか買い出し代行とか…何のための資格かわからない仕事しかありません(現在でも実在します)。 登録後3年以内の廃業率が9割を超え、現役行政書士の実質平均年収が50万円と言えば、どういう状況かわかるでしょう。行政書士一本で独立するのはかなり分の悪い賭けです。それでも行政書士でやってみようと思うなら、止めはしません。

    なるほど:1

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