国際映画祭に参加して映画を買い付ける仕事に就くにはどんなスキルが必要なのでしょうか？ 英語は必要ですよね。 映画の専…

Question

国際映画祭に参加して映画を買い付ける仕事に就くにはどんなスキルが必要なのでしょうか？
英語は必要ですよね。
映画の専門知識がないと駄目なのでしょうか？
経済学部などを出ても可能性はあるのでしょうか？
回答お願いします。

Answer 1

そういった仕事をしている人の話を聞いたり、読んだ事がありますが、とにかく皆さんものすごい数の映画を観ています。
学生時代に毎年８００本近く観ていたとか、４年で２０００本以上観たとか（もちろん、大学に入る前から映画好きで、それまでにも相当観ていた人ばかりです。）、かなりの本数を観ないと、買い付けできるほどの目が養われません。
映画の専門知識よりも、とにかく世界中のありとあらゆる映画を観る事です。
観ている内に、必要な事は自然に調べようという気持ちになり、調べるうちに知識も自然に身につきます。

語学は英語以外に、フランス語かスペイン語（中南米の映画まで範囲が広がります。）か中国語ができると役に立つ可能性があります。
映画祭で売り出すような映画でしたら、大抵英語字幕はつけてありますが、場合によっては英語字幕のない段階から鑑賞する機会を作って、早めに手を打っておく必要もあるでしょう。
映画祭によっては、英語またはフランス語で字幕をつけること、という条件もあります。
とにかく、、何か国語でも習得できるだけ習得する事は、無駄にはならないと思います。

大学の専攻は、何でもいいと思いますよ。
直接、映画の買い付けに役に立つような学部は特にないと思います。
学部・学科、何を専攻しようともその学問を究めるくらいに勉強する事が、大切です。
「直接、映画の買い付けに役に立つような学部はない」、と書きましたが、将来の役に立たない学問なんか、ないんです。
学んだことは、必ず自分に帰ってきます。

欧米で仕事の交渉をする時に、教養がないと判断されれば軽んじられる可能性もあります。
映画をより深く理解するには、外国の歴史・文化、宗教などを学ぶ必要もあります。
映画を観るだけでなく、沢山の本も読みましょう。

あと、可能性についてですが、買い付け以前に、１番難しいのは配給会社（買い付けをやっている会社）に就職する段階ですね。
募集人員が極端に少ない、狭き門です。
ここを突破する為にも、大学や語学で、他の人より優秀であると見せる必要があるでしょう。
ですので、早道はありません。

とにかく、よく勉強して、呆れるほど映画を観て、沢山の本を読んでください。
夢に向かってがんばってください。