ブライダル業界、特に「ブライダルフォト・撮影」に関しての質問

Question

ブライダル業界、特に「ブライダルフォト・撮影」に関しての質問2015年新卒の大学生です。

絶賛就活中ですが、いろいろと悩んでいます。
私は、現代芸術を研究する（ものづくりなどは特にしない）文系の学部に所属してます。

現在、仕事探しの軸として「フォトグラファー」「ホスピタリティ」で考えています。
というのは、私はアルバイトで写真館の業務（撮影以外）を経験し、また所属している映像制作サークルで同窓会の撮影や映像編集をさせていただいたことで、記念日を記録することにやりがいと楽しみ、また課題を感じてきたからです。

そのため、リクナビやマイナビで検索をしていると、よく「ブライダルフォト」や「ブライダル撮影」などの言葉がヒットし、また写真館のホームページを見ると「写真だけの結婚式」というものも見受けられます。

そこで質問なのですが
１、ブライダルフォト・撮影はどういうものなのでしょうか？概要、と申しますか、流れのようなもの・結婚式の中での業務の立ち位置や役割についてがピンと来ないので教えていただけると嬉しいです。

２、写真だけの結婚式とは、文字通りのものなのでしょうか？

３、（実際にブライダルフォトグラファーをされている方）
仕事のやりがいなどお聞かせ頂ければ幸いです。

大学の先輩にその道に進んだ方がいない・見つからない（ブライダル業界はいるのですがフォトグラファーはいない）ので、
お答えいただけたら心から嬉しいです。

わかりずらい文章になっているかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。

Answer 1

ああ、芸学系ですか。

私も美大でしたが、芸学系の人が最も進路選択で迷い考えてたような記憶があります。
私は元々映像系でしたが、私どものように最初から専攻としていた者達からは、やや遅れを取ることにはなりますが、
まあ、油彩出てからデザイナーとして苦労しながらも成功する人だっていますから、当たり前ですが本人の取り組み次第ですね。

私は学生時代はブライダルもしていましたが、現在は広告系で独立しています。今でもブライダル時代の仲間と連絡を取ることはあります。
昔はフォトグラファーというと圧倒的に広告のほうが偉くて、ブライダルや営業写真などは落ちこぼれの愚図がすることだと、決めつけられておりましたが、
リーマンショックや震災の大打撃で、それまで広告や雑誌で問題なく食えてた人が、急に立ち行かなくなったりといったことがものすごく増えてきて、
相対的に、ブライダルもいいよね〜何ていう風向きが出てきたことも確かです。あくまで相対的にそうなってきているだけであって、ブライダルのほうも飽和状態で結構大変ですが。

さて、質問にお答えしますと、
１、仕事の流れは基本的に土日が主戦場となります。
たいていは既にホテルと契約を結んでいますから、毎回書類で手続きなんてことはしません。
軽いミーティング程度に参加することはありますが、たいていフラッと来て撮って帰るだけです。
閑散期は１日１挙式ということもありますが、シーズンなどは３〜４会場を渡り歩くことになります。
残りの平日２〜３日で編集をします。ムービーのほうは時間もかかりますが、スチールはそれほど時間がかからないので、
フリーの人は残りの時間で別の仕事をして、何とか食い扶持を稼いだりしていますし、会社所属の人はその他雑務などしています。
広告のスタジオと違って、見習い期間は数ヶ月から半年ほどで現場に投入されますし、２〜３年でもう独立という人も多いです。
独立したからといって、シーズン毎に偏りがありますし、ライバルも多いのでそれだけで食えるという人は少なく、たいてい派遣社員など他の仕事もしてます。
かといって会社所属のままだと、ずっと零細企業で低所得のままですし、一生の仕事としたいのなら、会社を立ち上げるしかないのではと思います。
しかし、競合他社が非常に多いので、営業したからといって新しい契約に結びつくことは少なく、また奪われる危険もありますので前途多難です。

２、文字通りのものです。

３、本当に決められた流れに沿って、同じような構図で同じような写真をひたすら撮りつづけるだけなので、
結婚式が余程好きだという人でなければ、やりがいはほとんど無いと思います。実際私個人の感覚としては、ひどくつまらなかったです。

芸学系にいたということなら、頭もいいでしょうし企画力もあるでしょうから、もっと頭を使う仕事に就いてほしい気もしますね。