地方総監や、幕僚長といった、海上自衛隊のトップの座につくには、やはり、防大を卒業し、幹部候補生学校を卒業してないと無理で…

Question

地方総監や、幕僚長といった、海上自衛隊のトップの座につくには、やはり、防大を卒業し、幹部候補生学校を卒業してないと無理ですか？

一般大卒業者で、幹部候補生学校を卒業した人はなることはまず無いですか？

補足

旧帝大・・・

それなら、日東駒専、マーチの私文じゃ、佐官にもなれませんよね？

Answer 1

一般大学卒業後に「一般幹部候補生」で海上自衛隊に入隊した者です。

昔は一般大出身の幹部よりも防衛大出身の幹部の方が遙かに人数が多かったので、歴代の海上幕僚長や地方総監には防衛大出身者が多いですが、それでも地方国立大（熊本大）出身の海上幕僚長という実例があります。
また、１５年程前からは一般大出身の幹部候補生の入隊者数が年度によっては防衛大出身の幹部候補生の人数を上回る程に増加していますので、今後は一般大出身の海将の数も増えていくと思います。

海上自衛隊は、実力主義の組織です。
幹部の成績評価は、防衛大出身・一般大出身に関係なく、一括りで行われます。（それに、防衛大出身者と一般大出身者は幹部候補生学校で生活や訓練を共にするので、両者の仲は総じて良く、学閥の様なものは存在しません。）
これは、幹部候補生学校をはじめとして、その後の部隊勤務や教育課程を通じても一貫しています。なので、実務能力が高ければ、一般大出身者でも防衛大出身者より上位の序列になります。
実際、私の期の首席（＝将来の海上幕僚長候補）は一般大出身者です。

また、「大学入試の偏差値＝実務能力」ではありません。
私の期には東大出身者が１人いますが、あまりにも仕事が出来ないうえに有名なトラブルメーカーのため、３０代半ばにしてフネを降ろされ、窓際配置が決定してしまいました。序列も、当然ながら下位です。

海上自衛隊では、部下の指揮統率が上手く、フネ（パイロットなら航空機）の扱いも上手い、さらに部下だけでなく同期・同僚・上官からも信頼される人間が上位になる人事システムが構築されています。

日東駒専出身だろうが、ＭＡＲＣＨ出身だろうが、防衛大出身だろうが、文系だろうが、理系だろうが、結局は各人の実務能力と心構え次第です。
（ちなみに、「一般幹部候補生」で入隊すれば、よほどの事がない限り２佐以上に昇任します。）

Answer 2

自衛隊での長い歴史の中では、防大卒者 以外
でも 幕僚長になった方は 少数ですが
いますよ。

Answer 3

陸海空によって事情は違うようですが、
一般大学出身者が昇進できるのは「将補（昔の少将）」までで、
しかも、一般大学出身者が就けるポスト（何々部長とか）が限定されているため、
そのポストの人数しか「将補」になれない、ということのようです。
そして「将補」の上の「将（昔の中将）」に至っては、一般大学出身者はゼロであり、
当然その上の「幕僚長（昔の大将）」も可能性はゼロとなります。

海上自衛隊の場合、「一等海佐」や「海将補」までならば、
陸自よりも一般大学出身者のポストの数も多く、活躍できる可能性はあります。
ただし旧帝大クラスの大学の技術系の出身者でないと、難しいようですね。

＞「陸上自衛隊における一般大学出身技術幹部に関する考察」（財）ＤＲＣ研究委員 佐 藤 太一
という資料がありますので、検索してみてください。

それでも、海上自衛隊のトップを目指されるのであれば、
防衛大学へ進まれたほうが良いと思います。
旧日本軍と自衛隊は違う、と言っても、
戦前のような「海兵何期、海大何期卒業」という経歴で評価される組織であることは
昔と変わっていないと思いますので。

Answer 4

無いことはないと思いますがかなり難しいと思いますよ
中学卒業後専門の高校を出ることです
それに自衛隊の定年退職は時期が早いので
一般人は３いになる前に退職だと思いますよ