解決済み
その通り,出題範囲の広さはハンパではありませんし,絶対選んではいけない『禁忌肢』(それをすることによって患者さんに重大な障害をもたらす選択)もあります.ただ著しく正解率の低い問題は不適当問題として試験後に削除されたり・・と調整されることがあります. はっきり言って,非常に難しいです.何と言っても,記憶する量がハンパじゃないんです(司法試験に通った方からすれば甘っちょろいと言われるかも知れませんが・・).ですから多くの医学部生は,6年生(最終学年)に上がる前後から猛烈に国家試験対策の勉強を始めます. 対策ですか?医学部の生協にはそれはもう何十種類と医師国家試験用の参考書,問題集が並んでいます.過去問だけでも膨大な量です.しかしそれらを覚えるしかありません.対策は,ひたすら勉強することです.範囲は『全科』です.私のように整形外科医になりたくても,内科・外科は勿論,産婦人科,小児科,眼科,耳鼻科,皮膚科・・すべて勉強しなければなりません. 問題は選択式ですが,ただの4択,5択ではなく,例えば5つの選択肢のうち正しいモノの組み合わせはどれか,のような形式が殆どです. 基本は6割以上の正答で合格ですが,合格率調整(通常は受験者の8割5分程度は合格する)のため,62%で不合格になることも,59%で合格になることもあります.要は受験した年の母集団の『デキ』にかかっており,そう言う意味では相対評価ともいえます.90%近くが合格すると聞けば簡単なのか?と思われるかも知れませんが,中には何年も浪人(国試浪人と呼ぶ)している人だっています. 試験会場の雰囲気ですが,それは緊張しますよ.何と言っても自分の将来の仕事に直結する試験である上,落ちたらツブシが効かないですからね.医学部を卒業して,医者になれませんでした・・なんて,一般企業だって敬遠するでしょう.もちろん,医師免許を取っても医者をやらない人だって沢山います(研究者,役人など). こんな感じでよろしいでしょうか? 整形外科医より
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