解決済み
日本で社会心理学者(あるいは学んでいる人)と発達心理学者(あるいは学んでいる人)ではどちらの方が多いのでしょうか?
ありがとうございます。では、教員免許や保育士資格を取得したい人は大学院に進学する人も多いですか?
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学んでいる人の数でも,教える教員の数でも,発達心理学のほうがずっと多いのが実情です。 というのも,教員免許や保育士資格を取得するうえで必ず発達心理学を学ぶ必要があるからです。教育学部はもちろん,教職課程や保育士の養成課程を持つ大学・短大なら必ず,発達心理学,あるいはその下位分類である幼児心理学,児童心理学,青年心理学などの科目が開講されています。 一方の社会心理学は,選択必修科目のひとつくらいになることはあっても,必修科目として要求する専攻・コースはほとんどありません。学ぶ側の需要が少なければ教える側の需要も少なくなるのは当然で,社会心理学者の数が発達心理学者に比べて少ないことの一因はここにあります。 ちなみに,それぞれの分野の代表的な学会の会員数は以下のとおり。重複加入する会員が少なくないため,単純な足し算にはなりませんが。また発達心理系の学会には教育学畑の,社会心理系の学会には社会学畑の研究者が結構います。 日本発達心理学会 4099名 日本青年心理学会 450名 日本社会心理学会 1835名 日本グループ・ダイナミックス学会 707名 [補足について] 教員については,専修免許を取得するための大学院進学志向が高まっていることは事実です。いったん教職に就いたのち,大学院に戻るケースも稀ではありません。保育士のほうは,そのような大学院志向はないようです。
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