盆栽の最高峰の国風展でプロではなく趣味者のアマチュアが管理しての出展は何割くらいでしょうか。

Question

盆栽の最高峰の国風展でプロではなく趣味者のアマチュアが管理しての出展は何割くらいでしょうか。

Answer 1

それは無いと思いますよ。どこかでプロと繋がっているのでしょう。国風盆栽展と言っても主催者は、政財界にも通じている有力な盆栽に関わる全国組織の団体ですから、その傘下の盆栽園などの息のかかった盆栽が優先して出展されるのだと思います。 酷い例では所蔵者の棚で作られることはなく、盆栽園が預かり物として管理して、所蔵者は必要に応じて家へ持って来させて飾るだけだという場合もあるのです。老舗の盆栽園には非売品として丁重に手入れをしています。所蔵者は年間の管理料を支払って自分では鋏も如雨露も持たない人もいるのですよ。
世の中の裏の事情を見れば盆栽界と言えども例外ではなく、老舗盆栽園と資産家所蔵者の持ちつ持たれつの陰湿な関係があるのです。だから盆栽は庶民の手が届かないような閉鎖的なイメージを拭えないのです。
国風盆栽展と言えば出展するだけで一席、一点、５０万円以上の出展料が必要です。市井の一介の趣味家が気軽に出展できるような場所ではありません。一鉢何百万円もするような高級盆栽だけが厳しい審査にかけられて飾られる晴の舞台が国風盆栽展です。その審査に携わる人も盆栽界の重鎮ばかりです。そのような世界に関われる庶民なんていないと思いますよ。言い過ぎかも知れませんが、当たらずとも遠からずだと思いますよ。