制作会社を20年ほど経営しております。 いまの学生さんは本当に就職難の時代なのでお気の毒としか言いようがありません。 微力ではございますが デザイン制作会社の運営状況をお伝えするのでお役立て下さい、 1.紙系デザイン会社 パンフ・ポスター・雑誌などの受注単価が下がり、経験者しか雇えない 2.WEB制作会社 ホームページの受注単価が下がり、デザインとコーディング+プログラムまで出来る人が欲しい 3.紙系とWEBの会社 デザイン全般に対応できる人、またはプログラミングまで出来る人を採用したい 概ねデザイン系は受注体質(下請けが多い)の産業なので、多くの会社は運営が厳しいと思って下さい。 新人を採用できない1・2・3の会社、これらは将来性の低い業種と考えるべきでしょう、 つまり「新卒を採用できない会社」とは次世代にバトンを渡せないことでもあります、無理して就職しない方が良いですよ、ということです。 (オペレーションは早くなりますが、創造力と思考判断力は落ちる可能性が高いです) 私には美大に通う娘がおりますが、 深夜まで仕事をさせたくないので(親馬鹿ですが体が心配になります)どうしてもやりたいなら、これから普及するレーザー加工・UVデザインなど新しい技術を多く覚えなさいと話しています。 一般の方は、レーザー加工というと医療のホクロ取りなど連想されるでしょうが、 美術・工芸会社をはじめ建設・印刷会社など 多くの企業が導入し始めている最新技術です 先月レーザー加工機の新商品展示会がありましたが、デザイン業界の経営者も多数見学していましたので、2〜3年後はデザイン業界も大きく変わるでしょう。(景気にも左右されるので時期は多少変動するかもしれません) 長引く不況で大学生の方々は本当に大変だと思いますが、 新しい成長分野のデザインを視野に入れて、楽しい・面白いと実感できる、そんな新商品を創る、それが本来のデザインです。 未来型の発想を取り入れ、人に役立つ勉強をなさって下さい。
質問者様の環境からすれば、 知名度あるデザインプロダクションや企業は難しく デザイナーといよりオペレーターに向かっているかと思います。 ただしデザイナーは国家資格は不要ですので 知名度もなく人材不足のプロダクションや企業であれば 採用もあるかと思います。 それも厳しいのが実情ですが。。。。。 叩き上げの可能性も0ではありませんが相当の 能力と意思と運が必要です。 一生の仕事とお考えなら 遠回りかも知れませんが、 予備校で基礎のデッサン、平面構成からはじめ 美術系の大学に入学する事をおすすめします。 そこで適正の有無を確認されても良いと思います。
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