友人の子供がが少年時代に罪を犯し鑑別所に行って今は更生をし大学生をしています。 将来を考えて公務員になりたいと行ってい…

Question

友人の子供がが少年時代に罪を犯し鑑別所に行って今は更生をし大学生をしています。
将来を考えて公務員になりたいと行っています(特に警察官)なれるんでしょうか？

Answer 1

懲役刑や禁固刑といった「刑罰」と違い，少年法に基づく少年院送致や保護観察処分は「保護処分」というもので，前科前歴としては残りませんので，進学や就職の際も履歴書に書かなくてもいいことになっています。
ですから，公務員試験に合格すれば国家公務員にでも地方公務員にでもなれますし，国会議員に立候補することもできます。
また，鑑別所に入ったとしても，審判結果が「不処分」や「不開始」で終わっているのでしたら「保護処分」にも該当しませんので，何も心配いりません。

ただし，警察官や裁判官，検察庁職員といった「司法関係」の職種については，「元暴走族が警察官になっていいのか？」といった市民の批判（偏見？）がいまだにあるので，筆記試験や面接試験の他に，身元調査というものを行っていて，本人だけでなく身内についても前科歴のある者がいないかどうか調べているみたいです。（警察官が公務員の中でも「公安職」というピストルを携帯する職種だから，という説を聞いたことがあります。）

ちなみに，私の知り合いに，父親が飲酒による死亡交通事故を起こして刑務所に服役したばかりに，警察官の２次試験まで合格していた子供が不合格になった例がありますので，願書を提出する前に警察の人事課に確認した方が案゛んダと思います。