官僚はエリート意識があって偉そうにしているとか言われますが、実際にはどうなんですか？

Question

官僚はエリート意識があって偉そうにしているとか言われますが、実際にはどうなんですか？

Answer 1

元キャリア官僚です。
官僚になってしばらくして、同窓会で「エラソーに」と陰口叩かれた経験あります。
個人的には腰は低い方だと思いますが(退職した後には「元キャリアと思えない」と言われています)、話す内容や地位でそう判断されてしまう部分はあります。予め書いておきます(偉そうだったらすいません)。

官僚の仲間うちでは、あまり偉そうなキャリアや、実力あるノンキャリは少ないです。

ただ、警察庁キャリア、防衛省制服組(自衛官)はやたら偉そうな人がいて、同僚からも煙たがられていました。

まず、官僚で偉そうにしているのは能吏とは呼ばれません。無意味に敵を作るタイプは官僚失格と烙印押されます。

また、無駄に威張るタイプは出世遅れた、先の望みなくなった方に多いです。
自分より下の地位にある方を威圧して自分の価値を再認識したり、大きく見せようとしたりしています(こういうタイプが週刊誌の匿名座談会に出て放言したりします)。

官僚の世界は人脈をうまく利用しあい協力することで仕事にしていきます。無駄に偉そうにする人間に協力する義務はありません。
ですから偉そうにする官僚は「終わったな」と評価されます。

地位上がると皆一回は勘違いするものですが、そこで舞い上がらないことが肝心になります。

ただ、東大トップがあつまる財務省は、自然にしてて偉そうな雰囲気醸し出しています。決して威張るわけではなく、一見草食系の集まりに見えます。

しかし実際は、語る言葉全てにエリート臭さが匂う、自分をエリートと信じて疑わない、超エリートの集団でした。

ここまでになると毒気も抜かれます。
偉そうにするのもやむなし。それくらいの能力と権力はあると妙に納得させられました。

参考になれば幸いです。