お願いします。都市計画法のところ

Question

お願いします。都市計画法のところゴルフコースの造成工事は面積を問わず開発許可が必要だと思ったのですが・・・
本日、某大手予備校の模試を受け自己採点していたところ、

「都市計画区域及び準都市計画区域外の区域内において、ゴルフコースの建設の用に供する目的で８０００㎡の土地の区画形質の変更を行う場合、開発許可を受ける必要はない」という肢があり、私は×と思ったのですが回答は○になっていました。

都市計画区域及び準都市計画区域外の区域内における１０，０００㎡未満の開発行為は許可不要というのは知っているのですが、ゴルフコース（１０．０００㎡未満のミニゴルフコースも含む）は面積に関わらず許可が必要なのではないのでしょうか？

これは知恵袋内で見つけたんですが、「都市計画区域及び準都市計画区域外の区域内」、まずこれがどの区域を指しているかがわかりません。そして、この回答を読んでもわからなかったんですが、ゴルフ場は面積問わず特定工作物にはなるが、1ha未満ならば、開発行為であって、この問題の言っている区域なら許可はいらないってことですか？

補足

では、例えば都市計画区域内でゴルフ場を作りたい時は3000㎡を超えれば許可が必要ですか？他の1haを超える特定工作物にあたるものはどこで作っても許可が必要になりますか？1haを超えないテニスコートなどは特定工作物にあたらず、どこへ作ってもいいんですか？決まりがよくわかりません。

Answer 1

【補足】
では、順番にあてはめてみましょう。
>3000㎡以上のゴルフコース
①面積に関係なく特定工作物です
↓
②3000㎡以上ですと、都市計画区域内では許可が必要です。

>他の1haを超える特定工作物
①面積が1ha以上のため、「特定工作物」に該当します
↓
②一番要件のゆるやかな「都市計画区域以外で、準都市計画区域以外の場所」でも、許可が必要です。他の区域でももちろん許可が必要です。

>1ha未満のテニスコート
①そもそも特定工作物に該当しません
↓
②したがって、開発許可も問題とならず、開発許可は不要です。どこの区域でも同じです。

(1ha以上が特定工作物ですから、1haちょうどは特定工作物に該当し①の要件を満たします)

このように、第二種特定工作物が出てきたら、①そもそも特定工作物に該当するか→②特定工作物に該当するなら開発許可が必要なのか不要なのか？という2段階であてはめてください。①に該当しなければ、そもそもどの場所でも開発許可は不要です。

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ゴルフコース、テニスコートなどは「第二種特定工作物」にあたりますが、全てが当然に「特定工作物」に当たるわけではなく、一定の面積が必要なのが原則でした。テニスコート、野球場、動物園、墓地などは、10,000㎡以上あってはじめて「特定工作物」になります。しかし、ゴルフコースは「面積に関係なく」、「特定工作物」になります。
↓
したがって、ゴルフコースは面積に関係なく特定工作物てす。
↓
しかし、特定工作物に該当したとしても必ず「開発許可」が必要ではありません。区域によって違いはありますが、一定面積未満だと許可は不要なんですね。「都市計画区域及び準都市計画区域外の区域内」では、10,000㎡未満なら許可がいりません。
↓
つまり、①「特定工作物に該当するか」という話と、②特定工作物に該当したとして「許可が必要か」は、分けて検討します。ゴルフコースについては、①は問題なくパス。しかし、②は別途、許可が必要か不要かを検討しないといけません。一定の面積に満たなければ、開発許可は不要となりますから注意です。

*都市計画区域及び準都市計画区域外の区域内
都市計画区域でもないし、準都市計画区域でもない場所です。およそ、開発とは縁のないような山間部をイメージしてみてください。