警察官といっても、国家公務員と地方公務員があります。国家公務員の場合、一種と二種があり、二種であっても最終的には警視長という位(小さな県の県警本部長)まで上がれます。一種ならば、トップは警察庁長官です(一応全員警視監という位にはなれます)。ちなみに一種合格者の中で警察庁は人気が高い省庁の一つです。当然、一種は東大法学部が多いと思います。二種も早慶などが多いと思いますよ。何せほかの省庁に比べて早く出世できますし、昔は20代で警察署の署長になれたりしましたから、出世欲を満たすには十分です。彼らはキャリア、準キャリアと呼ばれます。国立の法学部卒でも難しいですね、受かるのは。 これに対して、地方公務員としての警察官(警視庁もその一つです)はいわゆるノンキャリアと呼ばれますが、高卒採用と大卒採用とがあります。どちらも採用試験に受かると警察学校(採用された都道府県の警察本部の所属の)に入り、卒業後、所轄(警察署)に配属されますが、大卒と高卒との間には普通の公務員と同じように、給与の差があります。 私のいとこは警察官ですが、30年前に警察に入ったときの同期に、早稲田、慶応もいましたよ。そのうちの一人は、いまや警視庁の幹部です。ノンキャリですから出世頭ですけどね。多分その人も初めは交番勤務も経験しているはずですよ。刑事になるにも、必ず交番勤務を経験しているはずです。普通は、本部(機動隊なども含む)と所轄(警察署、交番勤務も含む)を交互に行ったり来たりして、警察ライフは進んでいきます。 大卒の交番のお巡りさんめずらしくも何もありません。東大出ていようが、ノンキャリならよほど特別なことでもない限り、交番勤務は必須です。国立の法学部卒業で警察官、悪くない選択だと思います。勉強しなければ、へたをするとノンキャリア採用試験も落ちますよ。
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