解決済み
高圧ガスの資格の種類が沢山あって、どれを取得して良いのか迷ってます。使用内容は窒素ガス(ボンベ)、酸素ガス(ボンベ)を主に使用しています。 使用圧力は上限3MPa程度です。どんな高圧ガスの資格が良いでしょうか? 因みに危険物乙‐4を持ってますので、液圧もかける実験をしています。
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お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 ご質問者の方が勘違いというのか混乱しているのが、「危険物取扱者の免状の区分」と「高圧ガス製造保安責任者免状の区分」の違いでしょう。免状の制度の考え方が全く違うので、最初にそのことを理解する必要があります。順番に整理して説明します。 【危険物取扱者(以下はウイキペディアから抜粋)】 甲種(第1類~第6類の全ての種類の危険物の取扱いと立会いができる) 乙種(第1類~第6類のうち自分が免状を交付されている類の危険物の取扱いと立会いができる、危険物の詳細は危険物参照) 乙種第1類 - 酸化性固体(塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムなど) 乙種第2類 - 可燃性固体(硫黄、赤リン、マグネシウムなど) 乙種第3類 - 自然発火性物質及び禁水性物質(ナトリウム、リチウム、黄リンなど) 乙種第4類 - 引火性液体(ガソリン、灯油、軽油、エタノールなど) 乙種第5類 - 自己反応性物質(ニトログリセリン、トリニトロトルエン、アジ化ナトリウムなど) 乙種第6類 - 酸化性液体(過酸化水素、硝酸など) 丙種(第4類に属する危険物のうちガソリン、灯油・軽油など指定されたものの取扱いができる。丙種のみの有資格者による立会いはできない) となっています。乙種が、物質の種類によって取り扱いの出来る種類が限定され、甲種はオールラウンドの取り扱いができるというように非常にわかりやすいですね。しかし、高圧ガス製造保安責任者免状の甲種~丙種はそういう考えとは全く異なっています。 【高圧ガス製造保安責任者免状(以下はウイキペディアから抜粋)】 ①甲種化学・甲種機械責任者 石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的な業務を行う者に必要な資格 ②乙種化学・乙種機械責任者 石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う者に必要な資格 ③丙種化学(液化石油ガス)責任者 (省略) ④丙種化学(特別試験科目)責任者 石油化学等コンビナート製造事業所、充てん事業所、天然ガススタンド等において、製造に係る保安の実務的な業務を行う者に必要な資格 とされており、第一種製造者と呼ばれる高圧ガスを使用する際に「許可」を受けなければならない事業所において必要な資格です。 この場合、「保安係員」と呼ばれる現場の監督者であれば上記の④の資格でOKですが、「保安技術管理者」と呼ばれる技術面を管理する者には②が必要になることが多いですね。さらに大規模な事業所になると①の資格者が必要なところもあります。 簡単に言えば、その事業所の規模によって必要とする資格者のレベルと人数が変わってくるということです。高圧ガスの関連する事業所に勤めていないような人が、いきなり①の甲種や②の乙種のグレードの資格を取ってもあまり利用価値がありません。合格率も低いですからね。「とりあえず、何か取っておこう」というレベルであれば、④の丙種化学(特別試験科目)で十分でしょう。 事業所の規模は、「処理容積」という数値で決まるので、質問者さんの場合は説明の中にこの数値の記載がないので、どのようなグレードの事業所かであるか残念ながらわかりませんので、具体的なことを説明しかねる状態です。 なお、高圧ガスを少量貯蔵して消費しているだけであれば、ほぼ高圧ガスに関係する資格者は必要ありません。質問者さんの説明の範囲では詳細の記述がないのでわかりませんが、もしかすると資格者の必要のない事業所かもしれません。勉強のために高圧ガス製造保安責任者免状を取得されたいのであれば、先ほど述べたように④の丙種化学(特別試験科目)のグレードで十分でしょう。 ちなみに危険物取扱者の試験と異なり、試験は毎年11月中旬に1回のみ、全国一斉で行われます。不合格になると一年間待たなければならないので、他の試験より優先して勉強すべきです。 別の方も書かれていますが、11月の国家試験で3科目(法令、学識、保安管理技術)を一度に受験する方法もありますが、合格率が低いのであまりオススメできません。2月頃または6~7月頃に行われる講習のいずれかを3日間受講し、その後に実施される検定試験(学識、保安管理技術)に合格すると、11月の国家試験はこの2科目が免除となり法令のみの受験となります。合格率もこちらのルートの方が高いので、受験するのであればこの方法をオススメします。
6人が参考になると回答しました
それでしたら丙種化学(特別試験科目)が良いと思います。 私は仕事の都合で乙種化学を持っていますが、質問者さんの 会社内で高圧ガスの保安組織を持たないのであれば、 丙種特別で充分かと思います・。 すでに高圧ガス保安協会のHPをご覧になっていると思いますが、 試験は国家試験と検定と2つあります。 私は丙種化学を国試で(1回落ちた)、乙種化学は検定で取りました。 もし質問者さんに時間と費用の面で余裕があるのでしたら、検定で 取ることをお勧めします。 3日間の講習でかなり事細かく教えてくれます。 講習後に学識と保安管理技術の試験があるのですが、国試の 問題に比べれば若干難易度が低くなっています。 ただ、高圧ガス保安協会は経済産業省の天下り団体なので、 問題の設定は相当にひねくれた物もあります。 講習ではその辺りも教えてくれます。 この学識と保安管理技術の試験に合格すれば国試は免除になり、 法令だけ国試の受験生と一緒に受験することになります。 もし万が一、国試の法令が不合格だったとしても、学識と保安管理技術の 免除は失効することがないので、次回の受験も法令だけで済むという メリットがありますので。
1人が参考になると回答しました
乙種機械もしくは乙種化学ですね。 資格の範囲は同じなので(昔は異なっていた) 機械と化学、言い換えれば物理と化学、得意な方で受験してください。
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