解決済み
行政書士試験合格者です。 行政書士試験対策の基本テキストについてですね。 実は、予備校などが出している「行政書士試験対策」用のテキストだけでは 分量的に足りません。断片的な知識の羅列で終わっているものが多いです。 ですから、定評ある「学者本」使って、じっくりと学習されるのがいいと思います。 または、市販の行政書士試験対策用テキストを基本にしつつ、学者本でフォロー していくというスタイルでもokです。 以下、具体的に挙げてみます。 ①行政書士試験対策用のテキスト 予備校のLECが出している「出る順行政書士シリーズ」がおすすめです。 法律系に強い予備校ですし、重要項目はうまくまとまっています。 (ただし、これだけでは足りず、学者本のフォローが必要になります) ②憲法・・・芦部「憲法」(高橋先生が現在は執筆) 憲法はこれで大丈夫です。言わずと知れたスタンダードテキストです。 ③行政法・・・櫻井・橋本「行政法(3版)」通称サクハシ 行政法の全体像から、個々の論点まで、図表などを多く用いて わかりやすく書かれています。現在の行政書士試験の行政法対策として スタンダードになりつつある本です。 また、試験の「ネタ本」ではないか?と思われるふしもあります。 今年の記述で出た「即時強制の定義」は、サクハシの定義だとちょうど40字程度 でうまく収まるんですね。 ④民法・・・大村「基本民法シリーズ」/潮見「入門民法」 大村基本民法は、趣旨から丁寧にわかりやすく書かれていて理解が深まります。 大村基本民法の債権編は、記述の視点でも有益です。 潮見先生の本は、民法全体をコンパクトにまとめていて、直前期の知識整理にも 役に立ちます。 もし、購入されるなら、どちらかの著書でいいと思います。 ⑤一般知識/政治・経済・社会・・・センター試験対策の「現代社会参考書」(山川か旺文社) 新たに加わった試験委員が、高校の現代社会の先生ということからも センター試験の「現代社会」か「政経」の参考書、一問一答式問題集は必須です。 ⑥その他の科目は、予備校の市販本を徹底して理解していきます。 商法は2/5でかまいません。深くハマりすぎないことです。 サクハシに載ってない地方自治法も、予備校のまとめ本をしっかりやっておけば 3問はとれますから大丈夫です。 ⑦判例について 学者本には、重要判例はしっかり載っていますので、基本書の読み込みと同時に 判例も学習できるようになっています。LECの市販本にも、重要判例は出ています。ですから、特に心配はいりません。 昨年末から今年に出された重要判例は、ジュリストの「重要判例最新版」を購入 されるか、ネットの行政書士試験情報サイトなどを利用するのも手てす。 ぜひ、早期合格を果たしてください。
なるほど:2
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