同じ医師でも診療科によって労働時間が違うって本当ですか？

Question

同じ医師でも診療科によって労働時間が違うって本当ですか？専攻する診療科によって労働環境が大きく変わってくると聞いたのですが本当ですか？
定期的に休みが取れる診療科もあれば、馬車馬どころか奴隷のように休みなしで働かされる科もあると聞きました。
産婦人科や小児科は特に大変だと聞いております。

Answer 1

確かに、小児科や産婦人科や外科や循環器科や心臓血管外科や脳神経外科のDrはいつも病院にいるようなイメージがある。
救急科や麻酔科や放射線科や精神科や眼科や皮膚科のDrは交代制で休みはしっかり休んでるイメージがある。

Answer 2

診療科や医療機関によって、勤務体系に違いがでるのは、chain3244さんが言われている通りだと思います。

現行では、医師免許取得後、2年間の臨床研修が義務付けられています。
臨床研修では、一般的な診療科をローテートし、プライマリケアを学ぶ必要があります。
その診療科の医師と比べれば、かなり楽ですが、研修に言っている診療科の加療に参加しなければいけないため、それなりの激務を経験しなければなりません。

その後、専門科を選択することになります。
どの診療科を選んだとしても、最初は選択した診療科全体の知識をつける必要がありますし、その診療科で、最も重篤な疾患の勉強から始めるのが普通です。
患者は自分自身を診断して、医療機関を受けてはくれません。
診療科全体の知識や、最も重篤な疾患の知識は、絶対に必要なのです。
若いうち、実力を磨くうちは、程度の違いはあるにしても、どの診療科でもそれなりの激務を行うのは避けられんでしょう。

最低でも10年程度は勤務し、実力を磨いた後には、いくらか負荷が少ない勤務体系を選択していくことが可能となります。

○入院を持たないこと（日本の医療機関は主治医制であるため、入院患者がいれば常に治療責任を持たされる）
○勤務時間が読みやすいこと
○救急対応が少ないこと
○他科依頼が少ないこと

できるだけ負荷が少ない生活をおくるためにはこのあたりの条件を満たす必要があります。
そもそも責任もって一人で外来を受け持つためには、やはり経験と専門的な知識の取得を要しますので、若いころの激務は避けられません。
眼科、皮膚科を選択し、外来だけで勤務できる診療所などを見つけられれば理想的でしょうかね？

Answer 3

科にもよりますし、病院にもよります。
だって、消化器外科とか外科系は手術時間15時間とかしばしばありますし、それに通常業務で回診やら外来やらやってたらいくら時間があっても足りませんよ。でも、眼科なら急変する疾患も少ないし、手術も長くても2時間以内がほとんどですから。
ただ、一般的な医師は長期休暇を除いて休みの日でも午前中に顔出して必要な処置したり気になる患者の様子見て、何事もなければ昼から休み、急変あればそのまま仕事な場合が多いかと。