来年度より、家庭裁判所調査官補採用1種試験は再編され、名称も裁判所職員採用総合職試験人間科学区分(さらに院卒者試験と大卒程度試験との区分があります)に変わりますから、従来のノウハウが来年度以降に妥当するかどうかは判断が難しいところです(新制度の概要は以下のHPを参照してください)。 ですが、おそらくはあまり変わらないと想定されるので、従来のものを前提に言及します。 正直言えば、ストレートの新卒者よりは若干リスクがあると言えます。 このリスクは面接時にあらわれます。 家裁調査官試験を受ける受験生の大半はストレートの新卒者なのであり、やはり21~23歳の者が多いわけです。 ですから、面接官としても、どうして25歳あるいは27歳にずれ込んだのかについて質問する可能性が高まります(もちろん個人的な興味で訊くのではなく、人物として適性を見るために訊きます)。 そして、受験者側はこの質問に合理的な理由をもって答え、なぜずれ込んだのかを正当化する必要があります。 それができないのなら、「この人は漫然と暮らしてきたのだ」と面接官に評価されても仕方がありません(これが上でいう「リスク」ということになります)。 実際に、質問者さんがそうなった理由はあると思いますが、それが果たして客観的に見て合理的なものかどうかが重要なわけです。 想定される理由としては、例えば、「高校を卒業した後、すぐ働いていたが、その後大学に入りなおした」とか「大学で留学していてそのために卒業が遅れた」、「大学浪人をしていた(もちろん、単に大学浪人していたといういうだけではダメで何か真剣に取り組んでいたエピソードが必要でしょう)」などが考えられるでしょうか。 要は、ストレートの新卒者に比べて差となっている期間(質問者さんの場合、3年程)に、懸命に何かに取り組んでいたことをアピールできれば良いのです。 なお、上記のことについてこれに合理的な理由をもって答えられないことが、絶対的に評価を下げるになるとは断じ得ません。 面接官によってはそれを負の向きに評価しないかもしれませんし、その他の受け答えで挽回する可能性も否めないからです。 しかし、一般的に言うと、上記の質問をされたときに、それに説得的に答えられないことは、やはり負の向きに評価されると考えてよいと思われます。 ・HP 【新たな裁判所職員採用試験の具体的な内容】 http://www.courts.go.jp/saiyo/h24_siken/pdf/11_05_20_siken_naiyou.pdf 【裁判所職員採用総合職試験(院卒者試験,人間科学区分)】 http://www.courts.go.jp/saiyo/siken/siken_b.html 【裁判所職員採用総合職試験(大卒程度試験,人間科学区分)】 http://www.courts.go.jp/saiyo/siken/siken_d.html
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