解決済み
特許技術者について私は現在、国立大学で化学を専攻している4回生(1浪2留)です。院試に落ちてしまったので、これを機に、前々からなりたかった弁理士の資格をとるために特許技術者として特許事務所で働きたいのですが、やはり厳しいでしょうか?
436閲覧
弁理士です。 結論からいうと、厳しいですし、お勧めしません。 弁理士資格があっても、新卒だと多くの事務所は渋い顔します。 特許事務所というのは元々新卒を取る文化が余りなく、個人プレイの仕事なので、社会人としてのマナーを教える風土が余りありません。 したがって、新卒で入ると明細書の書き方は教えてもらうけれども、基本的なマナーを時間をかけて教えてもらえず、クライアントの企業から「なんだ、あいつは」と怒りを買うリスクがあります(明細書も十分教えてもらえない場合もあります)。 事務所側もこういう事情を知っているので、新卒は基本取りたがりません。 人の出入りも激しい世界なので、新卒を育てもすぐやめてしまう可能性が高く、育ててもペイできないのもその理由です。 国立大学ならそれなりの大学でしょうから、学校推薦使って企業に行くか浪人して大学院に行った方がいいでしょう。 事務所はいつでもいけますが、企業は新卒でしか応募しない企業が多いです。 中途だと知財枠は極めて小さいので、5年や10年に一度という優良企業も多いですよ。 ついでに、事務所は小さいので、労働組合みたいな概念がないので、簡単に首にされます。 有名な大手事務所でも、業績があげられないから首という噂もよく聞きます。 明細書はセンスもありますから、結構苦しむ人も多いので、いきなり事務所に行くのはかなりリスクが高いです。 なお、企業の知財部は明細書書きだけでなく、マネジメントなどがあるので、そういうリスクは小さいです。 ちなみに、絶対採用されないかというとそんなことはありません。 事務所は中小企業ですので、大企業のような採用基準がないでしょうし、極論いうと所長に気に入られれば採用です。 逆に言えば、所長に嫌われたら終わりです。 適当な口実を作られて首にされたという人も知っています。
< 質問に関する求人 >
弁理士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る