司法書士資格の合格率はどれくらいですか？ また認定司法書士になるのは難しいのですか？

Question

司法書士資格の合格率はどれくらいですか？ また認定司法書士になるのは難しいのですか？

補足

認定にならないと簡易裁判の代理人にはなれないんですよね？

Answer 1

某大手の法律系資格・公務員試験の受験指導校から聞いたお話を参考にしています。
司法書士の受験資格は「中卒」ですので、一般に言われているの「2％台」というのは、記念受験や、全科目の勉強に手が回らずに試験を迎えた、そもそもスタートラインにすら立てていない人も母体として含んでいる合格率です。
きちんとスタートラインに立てている人のみの中での合格率は、およそ20％だそうです。

また、認定司法書士についてですが、７月第一日曜日に司法書士試験（択一・記述）があり、10月半ばに二次試験（口述）があります。（二次はほぼザルですが）
二次試験からおよそ2週間で最終合格発表があります。
認定司法書士になるには、ここから更に様々な研修を受けてから、翌年の6月に行われる「簡裁訴訟代理等能力認定考査」に合格しなければなりません。
よって認定司法書士になるには、司法書士に合格してから最短でも1年はかかることになります。
司法書士になるための勉強期間を１年（かなりスゴイ短期合格）としても、司法書士の勉強を始めてから２年はかかります。
しかし、司法書士になってすぐに取らなければ受験資格を失うものではなく、また、所属する事務所によっては、認定司法書士になるための支援をしてくださる所もありますので、司法書士として暫く務めてから認定考査に臨むこともできます。

Answer 2

司法書士試験の事はよくは知りませんが、私立の早慶(文系学部)の入試以下と言うのであれば、それ程、大した難関ではないと思います。

マスコミのPRのせいで、あたかも早慶は難関大学の代名詞みたいになっていますが、国立大出身者の中では、早慶程度に入れた受験生は、掃いて捨てるほどいます。

Answer 3

＜司法書士試験の合格率＞
分かり易いたとえ話でお話します。
私立の一流大学である早稲田、慶応大学の一般入試の合格率は数倍です。しかし、その入試は範囲があってない如くに広く、受験生も粒が揃っています。したがってこの試験は激烈で、まさに競争試験です。
一方、司法書士試験は合格率数％です。合格率から見ればはるかに早・慶大入試よりも難しそうですね。しかし、実際は全く違います。司法書士試験は受験生の粒が揃っていませんし、試験範囲も受験科目はほぼ社会科に属するものばかりで範囲は相当広そうですが、実際は有限です、ボリュームがそこそこあるだけです。司法書士試験は大体毎年合格するための必要得点がほぼ一定しています。したがって、いたずらに競争率を考える必要はなく、この一定点を確保出来るよう勉強すれば良いのです。そう考えれば案外、合格は難しいものではありませんね。

＜認定考査について＞
この考査は司法書士資格を有する者の中で、簡裁代理を希望する者だけが自ら希望して受けるものです。司法書士試験は合格率は数％ですが、認定考査は５０％を超えています。単純に考えれば易しい試験と勘違いしそうですが実際は非常にハードで、考査前の特別研修期間はそれこそ勉強漬けの一語です。死ぬほど（笑）勉強してやっと合格・・・・・が、受験してきた既存司法書士の実感です（私は既存の司法書士で、司法書士試験合格直後の新人が受けるケースではありませんが・・・）。
既存の司法書士は登記の仕事に携われている人も多いのですが、新人はなかなか美味しい（笑）登記の仕事にはありつけません。したがって、これからの新人司法書士は特別研修を受け認定を受ける必要は既存司法書士よりも多いのかもしれませんね。
でも、特別研修は良い面もありますよ。特別研修は民事訴訟法が中心の勉強です。普通、司法書士受験生は司法書士試験科目の中では民事訴訟法を得意としている人は少ないかもしれませんが、この特別研修でバッチリ勉強出来ますね。
私もこの研修で民事訴訟法が好きになりより身近になったような気がします（笑）。その意味でもこの特別研修（認定を受けるための）は十分受けて意義のあるものですね（笑）。

Answer 4

2.8％です 認定なるには司法書士受かってから研修を受けてまた別の試験に合格しないといけません

そうですよ。認定と普通の違いはそこですからね。

140万以下の訴訟ですので利益は弁護士ほど出ないとは思いますけど