テレビ業界の社員の仕事について。 最近、アルバイト先にテレビ局の方が取材に来る機会が多くて気になったので質問します…

Question

テレビ業界の社員の仕事について。

最近、アルバイト先にテレビ局の方が取材に来る機会が多くて気になったので質問します。

撮影の裏方って感じで、実際に映るアナウンサーでもなければカメラマンや照明さんでもなく

取材先との打ち合わせに来たり、一般の人にインタビューしたり、撮影がスムーズに進むように動いている女の人が印象に残っています。

大変そうだけど、楽しそうでした。

そういった仕事ってどうしたらなれるのでしょうか？

職業名はありますか？ただのテレビ局の社員でしょうか。

また、学歴は必要ですか？

よろしくお願いします。

Answer 1

多分ディレクターとか、アシスタントディレクターと呼ばれる職種です。

こうした職業になるには、道が２つあります。

１）ＴＶ局に入社
こちらは４年生大学卒が前提となります。

そもそもの採用人数が少ないことにあわせ、
人気も高いので、地方のテレビ局でもかなりの倍率になります。

全国ネットをしているようなKey局と呼ばれるテレビ局や、
ローカル局でも大手の場合は、学歴があるに超したことありません。

東大や京大、早稲田・慶応に入学し、
１年生のころからマスコミ研究会のようなサークルに所属し、
就職するための準備を本気でする人が大勢いる世界です。

そして、そのような人ののほとんどがバタバタと振り落とされるのが
ＴＶ局採用試験の現実です。

ただし、最終的に大事なのは学歴ではありません。
・その人の人格
・志望動機
・ＴＶ局に入って何がしたいのか？
・社員の人から一緒に仕事をしてみたいと思ってもらえるか？
などの方が重視されます。

ただし、学歴がない場合、
そういう事をアピールできる
面接にすら進めない可能性が高いという現実があります。

また得てして学歴がある人の方が、
そのような人格や動機面でも評価される結果となります。

２）ＴＶ番組制作会社に就職する
現在テレビ番組の多くは、ＴＶ番組の企画制作をする
「番組制作会社」が制作しています。

そういう会社には、老舗の独立系の有名な会社も存在しますし、
大きなＴＶ局には番組制作会社の子会社が必ず存在します。

このような会社であれば、入社のハードルはＴＶ局よりは
若干さがりますし、学歴もＴＶ局ほど重視されなくなります。

その分ＴＶ局に比べると収入も低いので、
高校や専門学校卒という人も入社はします。
そして恐らく質問者様がみた人は、
ＴＶ局ではなく、この番組制作会社のアシスタントディレクターだと思います。

以上です。

なお、水をさすように感じられたら恐縮ですが、
一応アドバイスというか、現実もお伝えします。

基本的にＴＶ番組制作のお仕事は「激務」だと思ってください。

もともとスケジュールの余裕など全くない仕事ですし、
ON-AIR日はこの間の震災や戦争でもおきない限り、
絶対にズレることはありませんので、
全く時間に余裕のない作業の連続となります。

特にディレクター職は、
番組のクオリティや制作に対する責任を負う役割です。
番組の企画から制作まで全てに関わることとなりますので、
拘束時間が最も長い職種となりますし、
さまざまな人に気を使い、調整し、自分自身も大量な作業を
こなさなければならない職業です。

こんな感じなので、２０代どころか３０代になっても
「寝れない・帰れない・食べれない・休めない」生活を送る人が主流です。

多分質問者様がアルバイト先でみた女性もそんな生活送っているハズで、
もしかしたら質問者様のお店にくる前の２～３日間は
ロクに寝ていない状況かもしれません。

とはいえ、本当に「なりたい」という気持ちと、夢があれば
大抵のつらいことは乗り越えられます。

目指されるのであれば、がんばってください！