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FP2級の問題(過去問?)

FP2級の問題(過去問?)日銀短観で企業経営者の景況感の悪化が確認され、景気後退懸念が強まっているとき債券相場は上昇要因となる。 とあります。 なぜですか? 景気が悪化すれば金利も下がって、債権も不安定なものになるから 安くしてでも買ってくださいってなると思うんですけど違うのですか? 金利が安くなるからこそ少しでも利率がいい債券市場にお金が流れるということですか?

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回答(1件)

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    まずは、投資家の気分になって考えてください。 銀行にお金を預けた時の金利(利子)よりも、銀行からお金を借りた時の(債権)金利の方がいつも高いですよね。 景気が悪化すれば金利が下がります。ですから、銀行から預金を引き出そうとします。 そして、利回りのよさそうな債権にそのお金を投資しようとするんですよ。 下降した金利よりも債権の方がまだ利回りはましだからです。 あなたの考えている債権も不安定になるから安くしてでも買ってくださいという動きは少ないんです。 わかりますよね。 また、景気が悪化すれば株価も下がります。ですから株を売って債権を買おうとします。 これにより債権相場は上昇します。 以下は参考までに。 債券の利回りは、債券の相場と反対の動きをします。 債券の相場が上昇すれば、利回りは低下します。 逆に、債券の相場が下落すれば、利回りは上昇します。 ここまではいいですね。 景況感の悪化が確認され、景気後退懸念が強まっているときは、金利の下降が予想され、そこで、債券価格が上がる前に債券を買っておこうとする動きがでます。その結果、債券価格は上がり利回りは下降します。 もっと違う言い方で言うと、 市場金利が上昇すると、保有する債券を売って他の有利な金利商品に乗り換える動きがでてきます。そのため、債券の価格は下がります。 逆に、市場金利が下降すると、有利な利回りを持つ債券を買う動きがでてきます。そのため、債券の価格は上昇します。

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