"人形師"という言い方は、最近ではあまりしないですね。質問者さんのおっしゃる、人形を作る芸術家の事は、基本的には"人形作家"と呼びます。作家業というのは資格がない自営業なので、本人が名乗ればその日から人形作家になれます。勿論、人形を作ってから名乗らないといけませんが…笑 人形作家は大きく三種類に分かれます。アーティストとしての人形作家、職人としての人形作家、ホビー人形作家です。 職人としての人形作家は、日本では基本的に日本人形(市松人形や雛人形)を作る人を指します。 質問者さんのおっしゃっている様な人形ですと、アーティスト・ホビー系の人形になると思います。 ホビー系の人形は"企業商売"になってくるので、大きな会社がいくつかあります。有名な所だと「ボークス」「タカラトミー」等。ここに就職できれば、人形に携わる仕事に付け、収入も得られますが、人形本体を自分で好きな様に作る事はできないと考えてください。あくまで商売なので。 自分で理想の人形を、好きな様に作りたいなら、アーティスト人形作家になりましょう。自分も人形作家をやってますが、それだけで生活できるようになるには、かなり…相当、難しいです。 評価をされなければ人形はそうそう売れるものではないので、殆どの作家さんは、収入源は人形教室を開く事で賄っています。教室を開くにも、人に教えられる技術は人一倍必要です。 この様に、人形作家さんが開いている教室は探せば沢山あるので、お住まいの県名と合わせて「人形教室」と検索してみてください。ちなみに、専門学校はありません。 人形作家になるには、まず人形を造形できる技術力を養ってください。人体デッサンや、粘土の扱い方に慣れる必要があります。
なるほど:1
先の方が、ドールに関して仰られておりますので…、 フィギュアの場合ですが、こちらは「造形師・原型師」と言われます。 造形師の中で、製品の全ての大元になる「一次原型」を担当して作る場合を特に指して「原型師」と言います。 こちらも人形作家と同じで、職業としてか、アーティスト(作家)かがあります。 プロになるとやはり企業相手であることに変わりはありません。 自分の作るフィギュアが製品化されて名前が原型師としてクレジットされるような「作家」になりたい場合、 ワンフェスなどのイべントなどで作品の評価などの実績を積み上げて行き、フィギュア専門メーカーに原型師として採用される必要があります。 しかし、それだけで生活できるようになるのは非常に厳しく、ほんの一握りなのもドールと同じです。 職業としての造形師の場合、造形を専門に行う会社というのがあります。 そうしたところに入って、大手企業(タカラトミーやバンダイ等)からの依頼で造形を行なったり、製品化のための検証を行う事になります。 造形会社に入る場合、一般的な入社試験に加えて専門的な実技試験がある事があります。新卒であれば相応の美術・造形関連や工業専門系の学校などを出ていて、中途採用では即戦力になる技能がある事が最低条件だと思います。 自分の好きなものを作れるわけではありませんし、作家性ではなく企画で持ち込まれた設定書や図面に対して正確に形を起こせる事が重要視されます。 フィギュアを作らない部署に入らされる事もあります。 また、こうした会社の社員の場合フィギュアを担当しても、自分の名前が「原型師」として製品にクレジットされる事は基本的にありません。
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