解決済み
弁理士について現在、弁理士資格の取得について検討しています。 取得動機は、安定した収入を得たいの一言につきます。 しかしながら、弁理士は、高い専門性が求められると思います。バックグラウンドとして今まで技術開発に携わってきた人は、事務所などにも採用されやすいが、そうでない人はなかなか食べていくのは難しいのではないかと想像します。 私は、大学院の生物学系の研究室で博士号をとり、これまで大学や研究所で研究に携わってきました。数理モデルを使った研究などはできますが、分子生物学については、研究として関わったことはありません。つまり、専門は生態学などのマクロな生物学であり、特許を取るような研究分野に携わったことはありません。ただ、研究には携わっていませんが、生物系で博士号を取得してはおりますので、知識はほどほどにはあります。しかし、専門家ではありません。 素人の想像ですが、弁理士の分野では、やはり工学系の仕事が多いのだと想像します。たとえ分子生物学などのバックグラウンドがあったとしても、仕事が少ないのではないのかと想像します。そういった中で、私のようなバックグラウドの人間が、弁理士資格をとったとして、どこかの弁理士事務所などに就職できる可能性があるのでしょうか?努力次第で、安定した収入を期待することができるのでしょうか? 現在、30代前半です。現在、任期付き研究員として国立の研究所で研究に勤しんでおりますが、大学・研究所の任期付き研究員の現状をご存知の方はご承知だと思いますが、現在の職業は安定しているとはまったく言えません。妻子もいるため、安定した収入を今後5年以内には確立したいと考えています。もちろん、収入を最も重要視はしておりますが、常に最先端の勉強をすることができる、弁理士という仕事にも憧れを持っています。 弁理士の現場について、厳しいご意見をお待ちいたしております。
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1.弁理士資格をとったとして弁理士事務所などに就職できるか否かについて できます。むしろ弁理士の資格なんていりません。年齢的には若い方が圧倒的に有利ですので、できれば今すぐに弁理士事務所の就職活動をはじめることをお勧めします。弁理士があればいいほうがのちのちの給与を考えればいいですが、今からだと最短でも2年程度かかるでしょうから年齢等を考慮すると事務所で働きながらがベストだと思います。 もう少し考えたいのであれば、事務所では圧倒的に実務能力が要求されますので明細書の書き方講座(10万円以上の必ず添削がなされる形式)などに参加されて 実際に書いた明細書を就職試験でもっていくのが良いと思います。専門分野ではなくても頭の良さで戦えることを見せつけることが効果的です。実際事務所の現場で働いている弁理士もさほど知識があるわけではないのでいくらでも挽回できるとは思います。 実際雇ってくれる事務所は、大手事務所しかないと思います。小さな弁理士事務所では明細書を書く技術を一から教えている余裕はないからです。 2.努力次第で安定した収入を得ることができるかについて 大手事務所では概ね明細書の制作件数×何パーセントといった計算方法です。つまり明細書を書けば書くほど年収は上がります。逆に家族を大切にしながら明細書の数を抑えることもできます。この点は非常にいい点です。が、これは体資本であることも意味します。健康状態、どれくらいの年収がほしいかにより安定性があるか否かは変わってくると思います。 3.まとめ、事務所の抱える問題等(私の勝手な意見) 現状 事務所の仕事は 電気・電子、機械、化学が圧倒的である。質問者さんの専門であれば医薬系に行ける可能性があると思います。 それいがいの電気・電子でやるならばそれなりの訓練か、就職活動において専門性ではなくじあたまの良さややる気で勝負する必要があると思います。 あとは英語がどれほどできるかも大きな要因です。 昨今 日本国内の出願件数は減ってきています。そして海外に目を向けると日本の弁理士事務所は非常に弱いです。中国の事務所が非常に強いのです。同じ 明細書作成料が企業から払われるので、中国では何倍もの価値がある仕事になります。それだけの値段を払うと中国では相当な優秀な人材が雇うことができ、日本語、中国語、英語に精通した事務所所員に直接明細書作成をお願いしてPCT出願など外国の出願をするわけです。日本語は企業側の知財担当で修正し、中国語、英語でも作成してもらえば、日本語で作成して日本の事務所で翻訳してもらうのに比べて安く済みます。 上記状況にかかわらず日本の事務所員は英語が極めて苦手かつ中国語などできるわけもなくで困り果ててます。英語の翻訳をやりたいと言えばかなり優位になるのではないでしょうか。中国語がもしお得意ならばほぼ確実に就職できるとおもいます。 家族を守るためだとは思いますが安定した収入のため頑張る姿はかっこいいと思います。頑張ってください。安定した収入が自分のためだけならば、我が道を究めるため好きなことをやったほうがいいと思います。かなり、明細書作成は精神的に嫌になることが多いと思いますので。
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