映画監督になるにはどうしたらいいですか？

Question

映画監督になるにはどうしたらいいですか？

Answer 1

映画監督になる方法はいくつか方法がありますが、一番多い方法は…
「映画（映像）系専門学校に行く」です。
東京には沢山の映像系専門学校があり、入るに困ると言う事はありません。
それに映像系のコンテンツを求める業界が以前よりも多くなったので、「映像」に関わる就職先が多いです。
勿論、映画の撮影現場に参加する事も出来ます。
卒業生してすぐに「映画の撮影現場」に参加するというのは運もタイミングもあるので難しいですが、
でも、卒業生であれば（卒業後でも）時々学校の事務局などから連絡が入り
「来月●●監督の撮影があるけど、助監督で空きがあるけど、お前やる？」みたいに仕事の斡旋、声掛けをしてもらって現場にいく事もできます。

基本的にこういう専門学校を卒業した人々は「助監督」を５〜１０年経験し、助監督としての才能を認めてもらう事が出来れば「監督」としてデビューする事が出来る（かも知れません）。
なので学校を卒業したからいきなり「映画監督！」になれる人は居ません。存在しません。どんなに才能豊かな人でも、数年の「（助監督などの）修行」を経て、映画監督になります。
「助監督」と「監督」…言葉は似ていますが、仕事の内容は全然違います。なのであまり熱心に「助監督」としての仕事をしていると「監督」としての能力を身につける事無く経験ばかりを積んで、監督してみたら「モノにならない」「面白くない映画」しか撮れない！？なんて事があります。と言うか、そういう監督がほとんどでメジャー、売れっ子、継続的（に仕事のある）映画監督になるのはほんの一握りです。
なので自分のしたい事がなんなのかは意識しながら仕事をしていく事が必要になります。（ま、当然ですけど）

「映像系専門学校」と言いましたが「普通の大学」でも当然、映像系の業界や映画の仕事をする事は出来ます。
ただ「専門学校」だと「コネクション」が多いので職種は増えるかも知れません。なので普通に大学に行くと言う手も勿論悪い方法ではありません。

あとは「自主制作（アマチュア）映画」の監督として、自分のお金と仲間とで映画を作り、それをコンテストで発表、グランプリなどの賞を受賞する事が出来れば、いきなり「監督デビュー」する事も出来ます。
一番有名なアマチュア映画祭は「ぴあフィルムフェスティバル」です。
毎年行われ、グランプリなどの賞を決め、賞金が出ます。
入賞者数人には「スカラシップ（奨学金）制度」の選考会議に参加する権利が貰えて、優秀な企画や脚本を書いた監督には「一般劇場用映画製作の資金援助」をしてもらう事が出来ます。
この映画祭で運良く賞を取り、スカラシップの権利を獲得すれば最短で「二年後」には「プロ映画監督」として一般劇場用作品での監督デビューする事が出来ます。
今現在の邦画界で活躍する多くの映画監督の中にも、このスカラシップを獲得してデビューした人が沢山います。
※園子温（「愛のむきだし」など）
橋口亮輔（「ぐるりのこと。」など）
矢口史靖（「ウォーターボーイズ」など）
熊切和嘉（「莫逆家族-バクギャクファミーリア-」など）
李相日（「悪人」「フラガール」など）
荻上直子（「かもめ食堂」「めがね」など）
内田けんじ（「運命じゃないひと」…カンヌ国際映画祭で４つの賞を受賞）

「専門学校」系の監督と「アマチュア映画」系の監督の違いは…「年齢」ですね。
専門学校出身の映画監督は最低でも５年１０年の修行時代（助監督時代）を経て監督をするので、若くても「３０歳代半ば」下手すると「４０歳代」で映画監督デビューする事になります。
しかしアマチュア映画祭出身の映画監督は「作品」だけで評価されていますからとにかく若い。さっき挙げた人たちで言えば「園子温＝２９歳」「橋口亮輔＝２９歳」「矢口史靖＝２６歳」「熊切和嘉＝２７歳」「李相日＝２８歳」「荻上直子＝３１歳」って感じです。

Answer 2

映像科がある専門学校に通ってみては？もしくは演技ができる人に協力してもらって短編映画を個人で撮影、コンクールに出品してみるとか。短編映画のコンクールって意外とありますよ。そういったところで何作か大賞でもとれたなら貴方に注目の目をむけてくる人もいると思います。
私の友人も個人的に映画を撮ってコンクールにだしてます。