解決済み
建築関係について質問です 建築士になるにあたって必要なもの(知識など)はなんですか?
私は高校3年です 実務的な建築士について知りたいです!!
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・構造的知識 ・デザイン的知識 ・利便性知識 ・環境的知識 ・設備的知識 ・歴史的知識 ・・・ など たくさんあります。 建築士の種類によって全然変わってくるのですが、大体の建築士がこの全てをある程度は分かっていると思います。 まずは大学や専門学校にいって、設計の基本的な知識を学ぶ必要があります。 それは、建物を建てる時の周辺環境の捉え方、環境への配慮、建物の機能性、動線、経済性、それが出来たことでその土地にどんな効果が生まれるか、そして造形など。 設計の授業を学べば、これらのことをどのように一度に実現していけばいいのかが学べます。 建築の難しいところは、建ったとたんに社会の一員になるものなので、たくさんある価値観の中でどのようにその建物を存在させるか考えなければならないところです。 また、学校で、構造の知識も学ぶ必要があります。構造計算までとは言いませんが、「なんとなくこのバランスだと建たなそう」「ここをこの構造にすればもつかな」「この構造とこの構造を掛け合わせて、デザイン的な効果を狙おう」とか、構造に対するセンスは欠かせません。 構造に対するセンスをみがけば、それだけデザインの良さにも繫がってきます。 また、現代はエコと建築は切り離せなくっているように、建物の空調完備、音やコストへの配慮などの、環境に対する意識や知識も欠かせません。 そして、一番大切かもしれませんが、その建物を人がどう使うかを想像できることも必要です。 ここにこの壁を入れると視線が遮られ、仕切られた空間2つが別の使われ方をする だとか この床の高さを少し変えることで、他とはちょっと違った使われ方をする だとか ここにカフェ、となりにギャラリーを配置し、ギャラリーを使った人がそのままの流れでカフェに入ってきたくなるような設計の仕方をする だとか・・・ デザイン性が低くても、人にとって使いやすい建物はいい建物といえます。 あとは、その街のランドマークになれるような個性的なデザインにできるかどうか。多くの人が入りたくなるような、住みたくなるような外観や内観の住宅をデザインできるかどうか。デザイン性も重要です。 建築の歴史を知っているかも大きな鍵となります。歴史はその時代の人々に一番合った建築の形を積み重ねてきたものなので、新しいものを生み出すのにとても重要な情報です。 ほかにも、施主の意向をどれだけコストをおさえ、実現させられるか。施主のリクエストを聞き出すコミュニケーション能力・・・あげればキリがありません。 構造専門の人、設備専門の人など、ある分野に長けている人たちが協力して一つのものを建てるケースがほとんどなので、全ての知識や技術に長けていなくてもいいかもしれません。しかし、どのみちそれらに対する意識はもっていなければならないでしょう。 学校ではそのようなことが色々学べますが、実は具体的な製図技術や、建築法規、個々の素材の使い方や種類など、よく見る複雑な図面に書いてある知識のほとんどは、実際に働き始めてから知る事の方が多いようです。 一級建築士などの資格をとるには、上記の様々な知識を完璧に覚えることだけでなく、短時間で設計を成立させる機敏さも必要です。実務経験を数年経てからでないと試験は受けられません。ここらへんの制度については、調べればたくさん出てきますよ。 色々いってしましましたが、要は大体のことに対する意識は持ちつつ、自分がどんな設計士になりたいかを決める(一番重きを置く分野を定める)ことが必要ってことですね。
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