英検HPに過去問が掲載されているので、一番分かりやすいのはこちらをご覧になることかと思います。 http://www.eiken.or.jp/listening/grade_1.html また、英検1級の大変さは、準1級レベルに到達しないと「分からない単語がいっぱい載っている」で終わってしまいます。2級レベルから準1級レベルを見ると同じような感覚になりますが、多少勉強すれば何とかなるというレベルでは全く無いということです。 以下、問題の構成について。 筆記 [1]語彙問題。単語21問、熟語4問が基本。語彙レベルは13,000くらいは覚えたほうが良い。準1級の2倍、2級の4倍、準2級の5.5倍、3級の9~10倍。 [2]空所補充問題。英語の読解力そのものよりも、論旨理解力が問われる。選択肢の語義が分からないと解けないことは言うまでもない。300語程度の英文に空所3問が2題。 [3]読解問題。2つは500語程度の文章に設問3つ。3つ目は800語程度の文章に設問4つ。TOEIC900点レベルくらいの人が一見読めそうだという場合があるが、実は選択肢が曲者で、そこで落とすことが多い。最近読解問題は難しい。 英字新聞よりもwikipediaで学習したほうが良いかも。1問配点2点。 [4]小論文。28点配点、2点刻みの15段階。質問された内容に答えるように、序論-本論3段落-結論の構成で200語程度で書く。本論用のキーワードは7つから3つ選ぶ。 論旨が間違っているときちんとした英作文でも点数が半分くらい減点される。大学推薦入試の小論文を20分で英語で書くイメージ。 リスニング [1]会話文10問。もちろん他の級とは比べ物にならないほど難しく、1回放送だが、他のパートと比べると簡単。合格したければ満点とるペースで行きたい。 [2]長文5つ、各2設問。200語程度の英文を1回聞き、2つの設問に答える。準1級同様、捨ての問題。TOEFLのPBT/ITPのリスニングPartCが練習材料。ニュースのリスニングが一番身近な練習方法。 [3]リアルライフ5問。条件読み、それに合致する行動を放送を聴いて選ぶ。2点配点で、TOEICのPart4の英語が複雑になったような問題。これも[1]同様満点を目指したい。 [4]インタビュー2設問。殆どが日本で働く海外の人の仕事についての話、聴者に対するアドバイス。インタビュー自体はそんなに難しくないが、これも選択肢に引っ掛けられることがある。出来れば2つとも正解したい。2点配点。 2次試験 他の級とは違い、質問数が決まっていないので「時間」で語りつくす。 [1]入室~カード見るまで 基本はCan you tell me a little about yourself?。自己紹介文を70~80語、30秒程度でのテンプレを作って練習してもよい。面接官2名はもちろん人間なので、誠実さを売りにしたい。 [2]トピック選び カードのトピックで、自分の話せそうな「パラグラフ=ネタ」を出せる題材を探す。15秒。残り45秒で論旨を考える。論理的思考は日本語がベースなので決して英語で気の聞いた表現を使用などとは考えないこと。 [3]スピーチ まず選んだ題材を宣言する。次にスピーチしろの指示があるのではじめる。 スピーチは[スタンス]→[実例・経験1]→[実例・経験2]→[まとめ、強調]。本論を3段落言っている時間的余裕は無い。 [4]質疑 [実例・経験]で自分のテーブルに話題を持って行きたい。生半可なスピーチ付け焼刃では落ちるので、自分の仕事に関係する話題をふんだんに語りたい。 2次試験はどの題材になるか分からないので、自分の語れる分野を3~4つ作り、模擬スピーチを30~45くらいは作っておきたい。 あくまでも「自分の言葉」で語るので、過去問のモデルスピーチは見ないこと。二次試験控え室で過去問スピーチを一生懸命読んでいる受験者は無視して自分のスピーチを頭の中で練習したい。 合格点は1次試験最高で82/113点、2次試験は60/100点の固定合格点です。
なるほど:5
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