解決済み
税関職員ってどういう仕事をしているんですか?
職場の雰囲気、人間関係はどうでしょうか? また仕事は厳しいですか?
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私は今税関職員をしています。 税関の仕事は、主に通関行政、監視行政、税務行政、保税行政という4つに分類されます。 通関行政とは、貨物を輸入又は輸出する時は税関の許可が必要です。その貨物を法律に元づき、輸出入申告書の審査、貨物の検査を行い、貿易秩序を守る日本の国際物流の根幹を担っています。 監視行政とは、パトロールや貨物、船内検査を通じて麻薬、拳銃等の社会悪物品の密輸や、外国を往来する船舶、航空機の取り締まりを行います。 国際空港で入国の際、お客さんの手荷物検査をしているのが税関職員です。また麻薬探知犬を扱うのも税関職員です。 税務行政とは、船舶が入港した時に発生するトン税及び特別トン税の徴収や、輸入時に生じる関税、消費税の徴収、また輸入申告が適正であったかどうか、事後的に輸入者の所を尋ねて調べる国税査察官のような仕事もあります。 保税行政とは、輸入許可前、輸出許可前の貨物を置く保税蔵置場の管理、貨物の取り締まりを行っています。 税関は私が言うのも何ですが、結構マニアックな世界です。 しかし、社会悪から国民を守るという監視(取締)行政、国際物流の秩序維持を担う通関行政、公共サービスの元にもなる税金の適正で公平な徴収を目的とする税務行政など、幅広い業務があります。 他にも、他国の大使館や国連の機関(WCO,WTO)での勤務もあります。 このようなもので説明になったでしょうか? 今は税関のホームページからパンフレットを見ることができます。 興味がありましたら、是非1度読んでみて下さい。 職場の雰囲気ですが、なかなか一言で表すのは難しいですね。 というのは、取締をしている職場は、やはりどこか体育会系のノリがあったり(警察もそうですよね)、また別の職場ではまったりしていたり、職場次第で雰囲気はガラッと変わります。 しかしながら、どこの部署でも言えることなのですが、税関には「税関ファミリー」という言葉があり、仕事で厳しいことを言われても、それはあくまで職員を育てる為だという前提がみんな分かっていたり、税関全体が家族のような関係です。部署異動があっても、前の職場の人と食事したり、違う税関の同期と飲みにいったり(就職すると、先ず研修をするのですが、全国で採用された職員が一同に集まるので、全国に知り合いができます)、職員同士のつながりは強いですね。少なくとも私が今いる職場の人間関係は良好で、みんなで協力し、笑いつつ、真剣に仕事をしています。上司は常に私を育てようと、様々なことを優しく教えてくれます。 仕事は厳しいかどうかと言われると、日と場所によりますね。 税関では日々様々な業務が行われています。厳しい日もあればそうでない日もあります。 しかし、これは税関だけでなく、他のどの職場でも言えることです。 あとは、あなたがどこにやりがいと楽しみを見つけるかでしょうか。 あえて言うなら、取締の職員は多少の体力は必要ですが、警察や消防ほど体力面で厳しいわけではありません。 こんなところでしょうか? これがきちんとした回答になっていたら幸いです。
なるほど:43
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