アスレティックトレーナーの講習会免除のカリキュラムがあり、 高校の保健体育教師の教員免許が取得な大学で、そのアスレティ…

Question

アスレティックトレーナーの講習会免除のカリキュラムがあり、
高校の保健体育教師の教員免許が取得な大学で、そのアスレティックトレーナーの資格と体育の教員免許の両方を目指すことは可能ですか？

Answer 1

「アスレティックトレーナー（日本体育協会の認定資格）（AT)の講習会免除のカリキュラム」についてですが、
ATの資格は、共通科目コース（Ⅰ＋Ⅱ＋Ⅲ）＋専門科目コースとを全て取得したうえで、さらに試験があります。たとえば、共通科目のみですと、専門科目のコースは、授業外で講習会に参加し、そのコース毎の試験があります。
本当にATの資格が欲しいのであれば、それらをふまえて学校を考えることをお勧めします。
下記のHPで行かれる学校を調べておいた方がいいでしょう。
http://www.japan-sports.or.jp/coach/qualification/linkCourse.html

ちなみにATの資格を取るのは現役で取るのは非常に難しいです。
受講開始年度を含め共通科目理論試験及び専門科目理論試験合格を5年以内に終了し、専門科目総合実技試験は専門科目理論試験に合格した後、受講有効期限に関わらず2回受験することができるが、期限内に共通科目及び専門科目の全てを修了しない場合は、その時点で受講者としての権利がすべて喪失します。（再度講義からから受け直すことになるのです。）

ただ、トレーナーの仕事対象は「人」であり、いざというとき重大な責任が伴います。軽率な行動や知識不足は、相手の身体を傷つけかねないというリスクを含んでいます。日本では、スポーツトレーナーは、本来は別に資格入りません。「アスレチックトレーナー」（日本体育協会の認定資格）（AT）は民間資格です。ですから、ATを持たないトレーナーはたくさんいます。その代わりに医師、理学療法士、柔道整復師あるいは鍼灸・按摩・マッサージ・指圧師などの「人の身体に触れてケアできる国家資格」を持っている人が多いです。
そこでトレーナーとしてやっていく上でもっともよいと考えられる方法は、医師、理学療法士、柔道整復師あるいは鍼灸・按摩・マッサージ・指圧師などの「人の身体に触れてケアできる国家資格」を取ったうえで、さらにスポーツドクターやATなどの資格を取ることです。学校もそのような傾向から、鍼灸師＋ATや柔道整復師＋ATがとれる大学や専門学校を作っています。

両方を目指すことが可能かどうかについては、学校のカリキュラムの組み方によると思われます。
ATと体育の教員、どちらも必修教科がたくさんありますので、授業カリキュラムがうまく組めて単位がとれるようになっていれば可能です。
ただし、教育理論とトレーナー理論、教育実習とトレーナー実習などの講習・実習にはちがいますので、必修教科がかぶらないところも多いため、4年で単位が取り終わらなければ、卒業時にすべての単位が修得できず、4年で卒表できないあるいは卒業してからさらに講習会に参加する必要がある可能性もあります。
学校がそこまで考慮してカリキュラムを組んでくれているのかも視野に入れて検討した方がいいと思われます。

どちらか一方に絞っても、結構、厳しい道のりですが、好きこそならばでしょう。がんばってください。