世界史や古文などを活用する仕事ってありますか？

Question

世界史や古文などを活用する仕事ってありますか？私は、電気を扱う仕事をしています。
微分積分や三角関数は、正直、学生時代には何のために勉強しているかわかりませんでしたが、現在では仕事上無くてはならないと感じています。

そこで質問なのですが、世界史や古文を活用した仕事ってどのようなものがあるのでしょうか？
それ自体を研究する仕事（考古学など）や、それを教える仕事（教師など)を除いた場合、どのような分野で活かされているのでしょうか？

Answer 1

旅行の添乗員や観光ガイド、地方公務員の商工観光課などはやはり無学だと困りますよ。
また、経済や国際政治の判断や見識を導くための土台は、やはり歴史です。国々の歴史的な土壌と栄枯盛衰の流れの中で現在の基礎が作られているわけですから、これを無視して云々しては無いものねだりになります。歴史は経済や政治の下部構造となり、逆に現代の政策や経済の動向が現代史のページを作り上げてもいるわけです。

史跡や古寺名刹、地名や民芸、風俗など旅先の感動が増すのはこうした知識が手伝ってくれますし、いにしえの人々の躍動に思いを馳せる楽しみも広がります。
音楽をやるにも基礎勉強で必要です。

これからは環境問題への取組についてがカギになります。化石燃料の大量消費によって地球の生命維持装置が破壊された結果温暖化が加速しています。現在的現実の中で、歴史的な事実を直視して温暖化防止と二酸化炭素削減、森林保護をする使命があります。

中国から毎年黄砂が飛んできますが、遊牧民の大規模な森林伐採と焼き畑の結果、モンゴルからヒマラヤにかかる大砂漠を生み出し、緑と水の貴さを民族の歴史で語り継いできたモンゴルの人達の経験。
こうした警告が世界で取り上げられるまでに時間がかかりましたが、中国はあれだけ歴史に学ぶ謙虚で崇高な思想と文化を生み、社会科学まで取り入れようとしてきたのに、近代主義にのまれて見失っていますね。歴史に学ぶ視点を失うとあのような傲慢な振る舞いをするのです。西太后や玄宗皇帝のような愚を繰り返すのだろうか、核にすがった大国主義、成金主義の過ちは必ず歴史によって証明されるだろうと思います。