教員の教科変更について質問します。 公立高校教員の担当教科変更は可能なのでしょうか？ 国語科教員から英語科教員になり…

Question

教員の教科変更について質問します。
公立高校教員の担当教科変更は可能なのでしょうか？
国語科教員から英語科教員になりたいと考えております。
どのような方法があるか、アドバイスを頂きたいです。私は公立高校で国語科教員として働いている20代半ば女性です。採用は国語でしたが、中高英語の免許も持っており、高校で英語を教えたいと強く感じるようになりました。

高校時代の恩師との出逢いから国語科教員を目指しました。大学在学中は広く言語教育に興味を持ち、国語・英語の教員免許状を取得しました。英語を学ぶことが好きで、職に就いてからも自分なりに勉強を続けています。国語科教員として試行錯誤を続けているものの、教員としてキャリアを積む上で、本当に自分が教えたいものは英語だということに気づき、真剣に悩んでいます。

同一の都道府県において、公立高校の教員が教科を超えて異動することは可能なのでしょうか。もし教科間の異動を経験された方がいらっしゃったら、回答をよろしくお願いします。また、異動が不可能な場合、再度教員採用試験を受験もしくは私立学校で働くことも視野にいれております。公立学校に勤務しながら、同一or異なる都道府県の採用試験を受けることはできるのでしょうか？退職をしなければならないのでしょか？

小さなことでも教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

結論から言いますとやめたほうがいいと思います。

私はある県で商業科の教員として二十数年前に採用されました。大学は商学部で商業と社会（地歴公民）の教員免許を取得しました。
今から１４年前に県の方針で商業科の教員の数名を英語科に、工業科の教員の数名を数学科に転科させることになり希望者を募りました。商業高校と工業高校が減少するから教員も必要なくなるというのがその主な理由でした。
数名が転科しました。私も地元の大学で科目等履修生として2年間学び、英語科の教員になりました。その後も商業科と工業科の採用はありました。あのときの転科はいったいなんだったのだろうかと思います。

不利な点としては、やはり最初から英語の教員を目指していた方に比べると英語学習の絶対量が少ないことです。質問者の方は20台半ばとのことなのでまだ大丈夫かもしれませんが。教員仲間で大学時代の話をしてもなかなか入っていけません。特に地方では教員養成系出身者が主流であり、厳しいと思います。

英語科の教員は英会話はできて当然と思われています。ALTの身の回りの通訳や生徒が外国に短期留学する際にも引率していったりという仕事もあります。英語科の教員は夏季休業中など他の教員以上に資質向上のための研修を要求されます。当然オールイングリッシュです。進学校の英語の授業はオールイングリッシュになってきていますし、論文やディベートの指導もあります。最初から英語の教員を目指してきたものにとってやはり転科した先生は外様に映るのではないかと思います。

良い点としては他の英語教師と違った角度で授業ができたり、英語が苦手な生徒の気持ちがわかりやすいことだと思います。

教科変更を県が認めるケースは皆無に等しいと思ってください。転科以外の方法として、たとえば定時制や小規模校などで臨時に教えるという道も例外的にあります。教科情報などは免許を持っていない先生が教えるケースも多いと思います。

今はやめたほうがいいと思います。もし考えるのなら、定年後に習字と英語を子供達に損得抜きに教えるようなやり方が一番良いと思います。私は教科情報の免許も持っています。定年後はほとんどボランティアのような感覚で英語やコンピュータを操作を教え、家内は習字を教え田舎暮らしをするというような夢を持っています。

今の時代は採用されるのが本当に大変なのですから、自分の仕事を天職と考えて国語科教員の道を迷わず進んでいかれることをお勧めいたします。

Answer 2

基本的には採用科目から別の科目のかわることはありません。なぜなら，各教科の採用は，長期的な計画の元に採用されています。あなたが英語にかわってしまうと採用計画にも影響をします。ただし，学校で英語の教員が不足していて，国語の人数が余っているのであれば何時間か教えることになることもあります。
採用試験を受け直す場合，退職しなければならないかどうかは自治体によって異なります。
ある自治体では，現にその自治体で正規教員として採用されている者は受験できないとなっています。そういう制約がない自治体もあります。が，もし合格をされたとして，回りの目はどうでしょうね。せっかく国語の教員として一から育ててもらったにも関わらず，それをやめるわけですから。また，英語にかわったとしても，英語の授業をしたこともないのに，なぜ国語でなく英語であると言えるのでしょうか。それこそ，他の英語の先生方からも，またすぐに辞めてしまうのではないかと思われるかもしれません。
そういったことも含めて考えて下さいね。
あなたを国語の教員として研修を行った費用は税金です。