海上保安官になるためには、「海上保安大学校」か「海上保安学校」に入学する必要があります。 両学校の違いは、「大学校」は幹部候補、「学校」は一般職員です。 海上保安庁のHPの職員採用情報に詳しく書いてあります。 http://www.kaiho.mlit.go.jp/saiyou/index.html ■「学校」の入学試験について 一次試験:①国語、数学、理科、社会、英語の教養試験、②文章理解能力を試す知能試験、③作文 ①と②は選択形式 二次試験:身体検査、体力テストなど ただし、コースによって試験項目が増えます。上に書いたものは試験項目が一番少ない「船舶運行システム課程」で、一般的なコースです。 ■「大学校」の試験は、上の「学校」の一次試験に、数学ⅠA・ⅡB、英語Ⅰ・Ⅱ、英語リーディング・ライティング、物理Ⅰか化学Ⅰがプラスされます。また、知能試験も色々と項目が増えます。 質問者様は、「泳ぎが得意で体力にも自信があり、人を助けたい」ということですが、 もし「海猿」のように実際に人命救助にあたるには、「潜水士」になる必要があります。 大学校や学校を卒業しただけでは人命救助はできず、船舶の運航などの業務をすることになります。 潜水士になるには、上のような業務をするなかで、本人の適正や希望を考慮したうえで、上司から推薦を受け、潜水士になる勉強をする課程に進みます。 潜水士課程に推薦される者は、能力と体力が優れたエリートということになります。 「海猿」に出てくるような特救隊(特殊救難隊)などは、潜水士のなかでもさらに厳選された精鋭部隊なので、超エリートということになります。 なにはともあれ、高校の勉強をしっかりすることです。 受験勉強で大切なのは、がむしゃらに教科書を開くことではなく、自分が受験したい試験の傾向と対策をつかんで、それに応じた勉強をすることです。 出題範囲外の科目や単元を勉強するのは時間の無駄です。 大学受験をするのと同じ努力が必要なので、頑張ってください!! 勉強に本当に自信がないなら、海保ではなく、ライフセーバーになる道もありますが、ライフセーバーも試験を受けて資格を取らなければいけないので、いずれにしても勉強が大事です。
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