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看護師と准看護師だと勉強量に違いがあります。 大きな違いとしては看護師養成課程の場合は 「看護過程」というのが必修になっていることです。 看護過程というのは患者の個別性を考えて必要な看護を 考える一手段、ツールの一つです。 例えばデートに行くとなって自分が好きだから映画へ行って、 ジャンルはアクション系で 食べ物は和食で、と全部行く相手のことを考えずに 選択していくことがよいデートと言えるでしょうか？ 相手はラブコメが好きかもしれないし、映画そのものが 嫌いかもしれない。食べ物はイタリアンが大好きかもしれないし・・・ と相手の希望や価値観を聞いた上で選んでいくはずです。 それと同じで例えばこういう疾患があり、この患者さんは高齢だから こういう問題点があり、この看護を行なっていく、 ということを看護過程として考え、 必要な看護計画を経て実施し、評価した上で変更や改善や継続を していきます。なぜそんな看護計画が必要か？というと 看護師は一人で行うものではなく、24時間365日入院患者さんの そばにいるわけなので、人が変わっても同じ看護が継続して できるように計画を作る必要があります。 准看護師の場合はこれは必須ではありません。実践的な 注射の打ち方とか、技術的なことを全面に出しているかと思います。 しかし看護を行うにあたって常に「その看護を行う根拠は？」 ということを求められます。意味もなく他の看護師がやっているから という理由でダラダラした看護をしていては、それに根拠がなければ 患者さんが良くなるものもよくなりません。 例えば保育所で勤めているなら小児という枠組みでも その子それぞれにいろいろな特性があります。アレルギーを持っている子、 家庭環境が複雑な子、発達障害を持っている子、などです。 そういった様々な背景を考えた上で看護師として何が必要か考える ということを考えるのはやはり看護師養成課程などでないと という気がします。 それに看護師免許を持っていれば求人制限はあまりないですが、 准看護師だと大きな病院では働けません。採用すらしていません。 給料は絶対に看護師よりは低いです。それは准看護師は医師以外に 看護師の指示を受けて動くことが法律で明文化されているので、 リーダー業務といって他の看護師を指示して動くような業務とか 教育には関わることはできず、業務制限があるからです。 だから専門でも短大でも大学でもかまわないので 看護師に最初からなった方がよいと思います。
そうだね：2
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