路面電車運転士の試験の合格率が100%なのは何故ですか？

Question

路面電車運転士の試験の合格率が100%なのは何故ですか？

Answer 1

路面電車を運行する会社の入社試験では、乙種電気車免許の学科試験に合格し得るレベルの受験者を合格として採用します。
入社後、動力車乗務員養成所での学科養成では、専門課程の他は多くの入所者も理解している道路交通法などになり、甲種のような鉄道に特化した内容も少なくなるため、理解がしやすいのです。
そして、これはJRでも同じですが、学科養成期間の後半は、その多くのカリキュラム単位で確認テストが行われ、理解度診断から個人を特定して脱落者を無くすことが可能となります。
それに加えて、現車による運転見習いでは、路面電車の最高速度が40km/hと低いのと、運転方法やブレーキの採る位置など、甲種とは全く難易度が違うため、余程でないと不合格にはならないでしょうね。
つまり、合格し得る人だけを入社させて養成しているのです。

Answer 2

元から「受かるはず」の人しか、国家試験を受けることが出来ないからです。

最終の本務試験は、一度不合格になると約１月後に再試験を受けられます。
その２つの試験を通じて、合格率は100％近いものになっています。
ただし最終の本務試験（国家試験）を受けることが出来る人というのが、そもそも動力車乗務員養成所の入所試験～修了試験に受かった人だけですし、その試験に臨むことが出来るのも、上長の推薦を受け、しかも適性検査をパスした人だけです。
つまり、「受かるはず」ということです。

Answer 3

養成の時点で不合格になりそうな人間を育てるのをやめるからです。