アニメーターのクリンナップについてです。 4月からアニメ会社に就職しました。

Question

アニメーターのクリンナップについてです。

4月からアニメ会社に就職しました。8月現在、入社当時よりは綺麗な線を引けるようになりましたが、その分自分の書く線に違和感を感じ、納得がいくまで何度も消しゴムで消してしまうことが増えるようになりました。
原画の絵が細かい時は1枚に2.3時間かけることも多く、大判サイズとなると余計に時間がかかってしまいます。

先輩には、丁寧に書くことはいい事、慣れれば上達すると言われますが、出来高の会社なので書かないとお金は貰えないし、同期と比べてかなりスピードが遅いと感じているため、日々焦りを感じてしまいます。
自分がこんなにも出来ないと思っておらず、入社から半年も経たずに自分自身甘えだと分かっていますが、向いていないのかと思うと涙が出てきてしまい、やめてしまいと思うこともよくあります。

・消しゴムをなるべく使わない
・鉛筆の先を見るのではなく、なぞる線の少し先を見ながらなぞる
・手に力を入れすぎない
・1回でなるべく長い線を引く

このようなことを意識しながらクリンナップに取り組んでいます。

質問ではなく相談となってしまいますが、何を意識して取り組むといいか、必ずやるべき練習法など、些細なことでも構わないので何かアドバイスをよろしくお願い致します。

Answer 1

目・鼻・口・顔の輪郭・その周囲の髪の毛、他全体のアウトライン・肌のラインが抑えてあれば『ある程度』のズレは大丈夫かと思います。
原画・作監・総作監がラッシュでパッと見てアレっ？とわからないレベルであれば問題ありません。

各パーツの立体や構造を意識した線の流れは常に意識して、線を目で追う・なぞる…ではなく、今は何のどこを『描いている』と言う意識を持てば死んだ線にならずに『絵』をトレス出来ると思います。

この意識は原画マンになり作監・総作監修正をひろう際に非常に重要になりますので、体に染み込ませると良いですよ。

動画で大事なことは『割る』ではなく『描く』と言う意識を持ってトレスや中割り（間の絵を描くと言う意識）をやる事です。
線で表現しているのは絵と言う意識を持つ事が、その次に繋がります。

スピードも大事ですが、精度・クオリティー・意識も動画で学ばなくてはいけない要素です。

お金に関しては、大勢の人が通る道のため残念ながらアドバイスが出来ません。（自分は当時に週一でバイトをしたりしました）

同期さん達と比べたくなる気持ちはよくわかりますが、意識はすれど、最終的には自分の目標をしっかりイメージして進みましょう。
あと何年後には原画・作監・総作監・キャラデにと言う、目先ではなく将来を見据え、思いを馳せながら取り組むと少しは頑張れますよ。
自分が動画だった頃は4年後の次のW杯までには作監になるって考え方をしてました。

まだまだこれからですので、周りに振り回されずに頑張って下さい。

Answer 2

10年ぐらい前に引退した元アニメーターです。基本的なことだけなら…

・消すのは仕方ないとして、時間短縮のため、細かい部分を消すときは字消し板や電動消しゴムを使う。
・いっそのこと鉛筆じゃなくてシャーペンを使っちゃう。バレなきゃヘーキヘーキ。均一な線が引きやすいし原画マンでも使ってる人いるし。（後々怒られるかもしれないので自己責任で）ただしシャーペンの場合筆圧が弱いとスキャンに反映されにくいので注意
・海外動仕のリテイクの仕事があれば振ってもらい、海外の人の雑なトレスを見て「あ、こんな雑な線でも許されるんだな」というズルい意識を身につける＆線を真似してみる
・鉛筆の持ち方を変えてみる。ネットで検索して色々試す。

その他
・空いた時間に落書きして画力を上げ、上手く描けた落書きは机の目立つ所に貼っておいて周りにアピールし、先輩や制作に「こいつなら二原任せられるんじゃね？」と思わせて二原の仕事を振ってもらい、とっとと動画マンから二原マンに移行する。（もし原画昇格試験とかのルールがしっかりしててこの方法使えない会社だったらすみません）
もし既にやってることあったらすみません。
アナログ作画しか経験ないのでもしデジタル作画でしたらすみません。

Answer 3

絵は慣れでしかありません

3DCGをやると頭の中でイメージしやすいかも

アニメーターは何百枚って書いても生活厳しい方が大半
お金を気にするなら別業種の方が良き

人は人なのでそれぞれ成長スピードが違うのは当たり前
人のことを気にしてるってことは集中できてない証拠でもあります