〇〇県立博物館とか、〇〇県立美術館とかで働いている人は、〇〇県庁から派遣されてきた県庁職員（公務員）ですか？

Question

〇〇県立博物館とか、〇〇県立美術館とかで働いている人は、〇〇県庁から派遣されてきた県庁職員（公務員）ですか？例えば、群馬県立歴史博物館で働いている人は、群馬県庁から派遣されてきたということですか？

Answer 1

＞〇〇県立博物館とか、〇〇県立美術館とかで働いている人は、〇〇県庁から派遣されてきた県庁職員（公務員）ですか？
→必ずしもそうとは言えません。
最近は、県立の施設と言えど、
管理を指定管理者（財団法人〇〇協会など）に委託する場合があります。
だから、
その施設は県の直営なのか、指定管理者の運営なのか、
確認する必要があります。

＞例えば、群馬県立歴史博物館で働いている人は、群馬県庁から派遣されてきたということですか？
→今、群馬県関連のウェブサイトで確認しました。
群馬県立歴史博物館は、群馬県の直営です。
群馬県の直営ということは、
県庁から「派遣された人」ではなくて、
県職員そのものが、
そこで働いているということです。

https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/34349.pdf
このサイトを見ていると、いろいろ分かります。
群馬県立歴史博物館は、
毎年２億円以上の赤字を生み出す施設なんですね。
赤字の大半が人件費です。
そのせいかどうか、
令和26年度から30年度までの５年間で、
常勤職員（これがたぶん群馬県職員）は16人から14人に減り、
一方で非常勤職員が４人から14人に増えています。
群馬県は、この施設で働く正職員を減らし、
パートやバイトで穴埋めをしようとしていることが分かります。

あなたはおそらく、
こういう県立の博物館施設で働くことに憧れている
中高生だと思います。
単純に憧れるだけでなく、
県立の施設は、県民の税金で運営されており、
赤字がどこまで許されるのかは県民の理解次第…
ということも、
ぜひ知っておいてほしいと思います。

Answer 2

公立の施設で背広や制服で従事している人たちには
３種類あると考えてください。

１．幹部職員：責任ある判断をするために
中央や県庁や市役所から派遣された職員
一定期間で入れ替わる。本庁と施設を行ったり
来たり。

２．専門職員：その施設でずっと働く公務員
例えば公立病院の看護師は病院採用で
ずっとその病院に勤務して本庁なんて
関係ありません。
或いは毎年契約更新を求められる契約社員
みたいな非正規のパート公務員。

３．委託された民間企業の従業員
例えば清掃員とか調理員とか受付事務とか。
公共施設で働いているけど実は民間の
サラリーマン。
でも往々にして公務員より優秀だったりする。

或いは４種類ある場合も
社会保険事務所の場合・・・・

１．厚生労働省のキャリア官僚
中央の激務の後の息抜きとして名誉職みたく
配属される。ブラブラ過ごした後、再び東京へ
戻っていく。

２．社会保険庁採用の公務員
厚生労働省の下部組織の社会保険庁に限定して
従事する。

３．その地元の社会保険事務所で採用
そこの事務所だけで働く。

４．やはり外部委託の民間企業の労働者

Answer 3

美術館側が募集したり、人材派遣会社から派遣してもらったり、レストランなどはその会社が募集したりします。
案内員、販売員、清掃員、監視員などは資格がなくても働けますし、監視員などはよくアルバイトを募集しています。休日や土日のシフトが多いので、学生に向いています。
逆に、学芸員は資格がないとなれないので、誰でもできるわけではありません。
学芸員は公務員として採用されることが多いです。