解決済み
言語聴覚士の法制化の際、養成カリキュラムの検討に関わった者です。当時、医療系の委員からはOT/PTと同様の養成を求める声が大きかった訳ですが、私も含めて教育系の人間は、まずSpeech Therapist(言語療法士)とオージオロジスト(audiologist:AT)とを一緒して言語聴覚士にするのではなく、欧米同等にST/ATと別々に養成することもあっても良いのではないかと主張し、次に、言語聴覚士の学習内容は心理、言語、聴覚物理など文系から理系の内容まで非常に幅広く、また、対象も難聴乳幼児のように生まれたての赤ちゃんから嚥下障害を抱える高齢者まで幅広く、OT/PTと同様の高卒後の養成課程だと十分な内容が扱えないと反対していました。むしろ学部段階で心理、言語、聴覚の基礎を学んだ上で、大学院レベルぐらいの養成をも提案していました。 また最も揉めた点は、言語聴覚士は名称独占とするものの、業務独占にするかどうかではどうしても譲れず、つまり言語障害児教育・聴覚障害児教育という教育分野で行われてきた内容については、言語聴覚士法の法制後も従前通り実施できるよう強く求めました。このことは非常に大きく、PT/OTは業務独占ですが、言語聴覚士は一部の業務を除いて業務独占にはなっていません。 これらの結果、教員は学部での養成が求められており、大学レベルのカリキュラムを求めつつ、専門学校でも養成できるという養成形態となりました。 当初から高卒後の専門学校での言語聴覚士養成が多くあり、今も一定数は高卒後3年の養成を行っている専門学校は多いと思います。近年は、学部四年制の言語聴覚士養成校も多くなりました。また、数は少なくなりましたが、いわゆる養成校ではなくても、同じ大学等で必要単位数を揃えることで言語聴覚士の国家試験を受験することができる方法も残されています。
言語聴覚士の資格を取得するためには、大学の医学部や保健医療学部などで学ぶか、厚生労働省が指定する専門学校で学ぶ必要があります。専門学校の場合、学習内容が高度で専門的なため、一定の学力や知識が必要とされ、大卒者を対象とすることが多いです。また、専門学校のカリキュラムは大学のカリキュラムを基にしているため、大卒の知識レベルが求められることもあります。 ※この回答は生成AIで作成したものであり、最新の情報や完全な正確性等を保証するものではありません。
< 質問に関する求人 >
言語聴覚士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る