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元私立大学職員で在職中に図書館に配属されていた期間があります。 まず、司書資格ですが、通信教育の他に図書館情報学の課程を持っている大学が7月~9月の間の約2月間で図書館司書資格を取れる短期集中講座を開講しています。私も埼玉県内の某私立大学が開催した短期集中コースを業務命令で受講して取得しました。この資格の価値はどれほどあるかは人により千差万別だと思います。私は、資格と呼んでよいような代物だとは評価していません。でも、死んだ親父は「学歴と資格は首から下げて歩くわけではないので取れるだけ取っておけ。特に資格はいつ、ひょんな事で役立つか分からない。」と良く口にしていました。資格についてはその通りだと思います。取っておいてじゃまになる資格はありません。これから図書館司書を目指す方のやる気をそぐようですが図書館司書は資格というより教養だと私は評価しています。 ところで、公立図書館ですが昔は県市町村を問わず「司書職採用」という採用枠があり、司書職採用枠で入職すると定年退職するまで図書館職員(稀に学芸員資格を取らされて郷土資料館や公民館への転勤はあったようですが)として働くことが出来、日本図書館協会などが開催する講習会などに参加する機会を得て知識の幅と深さを深め図書館員としての資質を高めていくことが出来た時期が続いていたそうですが、地方自治体が司書枠採用制度をやめ、一般職で採用した職員を図書館に配属するようになり、さらに地方自治法が改正され図書館業務の委託が可能になったのをきっかけに経費節約のために民間業者へ業務委託しはじめ、さらなる地方自治法の改正により民間企業へ図書館の全面委託が可能となり、図書館から職員が消えはじめ、県立図書館は別にするえば自治体職員が配置されている図書館を見つめるのが難しいほど少なくなっています。これは、大学図書館(特に私学)でも同様で休日会館、開館時間のセブンイレブン化(なかには図書館の24時間開館を実現)の流れに乗るため(学生サービスの向上)に図書館の運営を民間企業に任せる大学が急増しました。こうした流れは、図書館で働きたくても働けなかった方々に図書館で就業する機会の増加をもたらしました。その一方、図書館運営を受託する民間企業は一度受託しても契約期間(大体が3年)終了後も再受託できる保証がないため人件費の安い契約社員やアルバイトを多く採用し図書館に配属しています。長期契約が保障されていませんので、契約期限切れで別の企業に契約を横取りされた場合に備え正社員を採用することはできず、採用した契約社員やアルバイトに対する長期的な教育プログラムを組むことが出来ないため、図書館員の質の低下は避けられない現実として残りました。私が留学した東海岸の某私立大学は30年以上前の話ですが、既に月曜日~土曜日は午前7時~23時30分。日曜日は図書館員の多くが礼拝に行くので13時から21時の開館でした。また、館内で顔を見る図書館員は少なくとも修士号をおファレンスカウンターに座れるのは博士号と隣接する分野の修士号を持った方に限られており、ライブラリアンと呼ばれるためには最低でも修士号の1つは持っていないとライブラリアンの称号は使えづ、アシスタントでした。イギリスでもやはり日本の大学図書館とは異なり図書館員のレベルが大人と子供位の差があったように思えます。特にイギリスではドミトリー内に小さな町の分館クラスの図書室が備わっており室内閲覧だけでしたが24時間利用可能でした。日本では多くの市民が図書館は本を借りるところ以上の期待を持っ%ていないレベルですので、これで良いのかもしれません。海外の大学図書館員の質を肌で感じてしまうと私には図書館司書は資格とは思えないのです。まずは、図書館員への入場券だと思って司書資格を目指し、さらには自己啓発に努め図書所館を職員が運営している自治体の採用試験に合格して図書館に配属されることに賭けるか図書館情報学科を持つ大学ではまだ大学職員と民間企業の方が時間帯を分けて担当する体制を敷いているところもあるようですので大学職員採用試験に合格することを目指すかアルバイトとして採用してもらい5~6年アルバイトで実績を認めてもらえる働きをしつつ知見を高めて職員または嘱託職員に採用してもらえればずっととは言わないけれども図書館員への道はあると思います。ちなみに私が司書資格を取得した大学の短期コースである行使の方と雑談をした際、年間1万数千人の図書館司書の資格者が世に出ているけどその内図書館で働けるのは3%に満たないという研究結果があると話されていました。厳しい門ですが完全にしまっている訳ではありません。何とかこじ開けるには司書資格だけでは不十分。学士の資格をお持ちなら図書館情報学の修士課程を修了することをお勧めします。図書館司書の知識は図書館の利用者の教養としてなら十分に役立つ知識ですので是非、取得してください。通信だと自己管理に注意しないと提出物の期限が間に合わずもう1年ということにならないよう頑張ってください。最後まで読んでくれてありがとう。
市町村の図書館司書(正規)で働いているものです。 数年間、会計年度任用職員で働く中で、実務で経験を積みながら、公務員試験の勉強をしました。 そして、働きながら公務員採用試験に数年挑戦して、別の自治体に採用をいただきました。 私立の大学は分かりませんが、国立大学の図書館だと、地区別で年1回試験が行われます。求める都道府県の司書枠は毎年は出ませんが、所感では2年に1回は司書枠の試験があります。 ただ、2回ほど受けたことがありますが、普通の市町村の採用試験と比べてかなり難しいです。 司書の正規は難しいですが、可能性は0ではありません。 毎年様々な自治体が採用試験を公表するので、採用はなんだかんだであります。 ただし、1つの自治体に拘るのではなく、県をまたいで複数の自治体を受けるのが大切です。
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