まだ仕事の部署についてご存じないと思うので、細かく書きます。 かなり長くなりますが、進学する進路が関係してくるので、読んでいただきたいです。 化粧品会社は、大きく分けて3つの部門に分かれていて、それぞれ採用が別になっています。 希望する部門にあわせた進学をしないと、新卒採用に応募することすらできなくなってしまいます。 1つずつ説明します。 【研究職】 理系の職種で、新成分の研究、品質管理、皮膚の研究、化粧品そのものを作る研究などをします。 理系の生化学系学部から、大学院へ進まないと就職が困難で、4大出がやらせてもらえる仕事は、品質の検査くらいだと言われています。 ここを目指すには、理系で日本のトップの大学から、トップの大学院への進学が必要です。 文系とのことなのであなたの目指す先ではないですが、説明の一環として書いております。 【総合職】 営業、企画、マーケティング、広報、人事、総務、工場の管理職、IT、金融、法務など、会社そのものを動かす職種です。 「総合職」としてまとめて採用し、どこの部門に配属されるかわからない企業と、部門を細かく分けて採用する企業とあります。 部門を分けて採用する企業の中には、応募先の会社が別にあることがあります。 たとえば親会社がコーセーで、営業が子会社のコーセー化粧品販売みたいな感じです。 また、応募する会社は本社で同じでも、部門別採用を行っていて、店舗回り営業とEC(通販)営業で採用が分かれていることがあるので、気を付けないといけないところです。 もっと細かい分け方をしている企業もあります。 まとめて採用する企業では、総務や人事、工場のほうへ行くこともありえます。 総合職はどの企業も、日本のトップ大学出身者の集まりです。 だから応募してきた膨大な数の学生から絞り混むのに、大学名を使います。 たとえば早稲田、慶応なら、それなりに優秀な人材だろうと考えて残すわけです。 そして超人気職なので、そういう大学の学生が就活のライバルになります。 戦うには自分もそこへ行かなくてはなりません。 早稲田大学、慶應義塾大学、東京大学、京都大学、一橋大学、上智大学、北海道大学、東北大学、大阪大学、九州大学、名古屋大学などです。 営業ならGMARCHや関関同立でもいいかもしれませんが、最低上智とも言われているので、とにかく上の大学へ行ってください。 法務部に就職するには、司法試験に受かって弁護士にならなくてはなりません。 ITは理系のエンジニアです。 工場のほうにも大卒の理系エンジニアがいて、こちらも総合職に含まれます。 この辺をめざしたくなったら、ITならシステムエンジニア系の、機械系なら工業系の学部へ進学してください。 【美容部員職】 店頭に立ち、お客様に直接販売する販売職です。 美容部員はステップアップも美容部員としてなので、美容部員から総合職への異動はありません。 逆もありません。(企業規模の大きくない企業では、研修として総合職が美容部員をすることもありますが、近年はまれです。) 営業になりたいなら、最初から総合職として就職してください。 美容部員になりたいなら、美容部員職として就職してください。 美容部員の学歴要件は、おおむね専門学校、短大、4大なんですが、一部のブランドに短大不可のところがあるのと、コロナ禍以降は多くの企業が未公開求人ばかりになっているので、リサーチが必要です。 「ブランド名 新卒採用」「メーカー名 新卒採用」で調べられるので、学歴要件と、採用活動があったかどうかは、毎年調べておいたほうがいいです。 だいたいの企業で3月から始まり、早いと5月には終わっています。 長いと夏ごろまで。 3月から検索しはじめて、7月の終わり頃まで続けるというのを、毎年繰り返すことをおすすめします。 未公開求人がどこへ行っているかというと、美容専門学校です。 資生堂なら資生堂美容技術専門学校、コーセーならコーセー美容専門学校というように、各社付き合いのある専門学校があります。 そこへ求人を出し、そこから採用します。 ですので、美容部員職を目指すなら、高校のあと進学するのは美容専門学校です。 憧れのブランドがあるなら、そのブランドの採用実績校を調べて、各専門学校の直近の就職実績、内定実績を探してください。 資生堂美容技術専門学校、コーセー美容専門学校は、就職しやすいと言われているのですが、就職実績を探すと、外資系ブランドにはあまり強くないようです。 よく調べて進学する専門学校を選んでください。
なるほど:1
ありがとう:1
< 質問に関する求人 >
美容部員(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る